0319/おもいやりなど

優先席って機能してない。
マタニティーマークってやつを目の前にぶら下げれば良いのかもしれないけれど、変わってくださいって声を上げればよかったのかもしれないけれど、だいたい疲れたサラリーマンは上など見ないでスマホをいじるか寝ている。まわりなど見ない。気がつかないぞ、という意気込みすら感じるのだ。

わかるわかる、私も気がつかない時あったし。本当に疲れているからなるべくみないようにする日もあった。

さりげなくつけてみたとて、結局だれにも席を譲られることはなく、最寄駅まで優先席の前で立ちっぱなしであった。駅について、なんだかやるせなくてマタニティーマークをすぐ外す。

私も自意識過剰になりすぎていた。マタニティーマークをつけるということに慣れてないので緊張して、ちょっと隠していたところもある。

こんだけ進んだ世の中なんだから、ボタンがあればいいのに。グリーン車みたいに、ある一定のマークを持っている人がかざすとピッと色がついて座れる、みたいなそういう機能があればいいのに。必ず1席は少なくともあけなくてはいけないとか。「おもいやり」じゃなくて「ルール」ならば守れるのではないのだろうか。

悪意に晒されるのも無視されるのも怖い。
純粋に祝福されていたい。

自然に付けられるようになるまでは
もう少しかかりそうである。

#妊婦 #妊娠 #日記 #エッセイ #コラム #ちあきろく #10週目 #マタニティーマークのジレンマ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?