見出し画像

嗅覚が消えた1月3日〜頭から抱きしめてあげるから落ち着いて2024〜

田中みな実、結婚するとかしないとか・・・と思いながら彼女が愛用してたとかで以前衝動買いしたままなかなか無くならないサミュのphクリームを顔に塗ったら、いつも「香り強すぎるなあ」と思うのに今朝はまるで無香料であった。鼻に近づけても何も匂いがしない。ゾッとする。

インフルエンザA型で高熱を出しながら年越し、お正月三ヶ日は隔離政策で夫の部屋にて引きこもり生活を送っている。元旦には解熱して元気になってきたけれど、感染力がある(奇跡的に子供達がまだ元気だから守り抜きたい)ので今日までは家庭内隔離させている身。ご飯の準備も夫が頑張ってくれている。今日のお昼は焼きそばを作ってくれた。電話中継しながら作り方を説明する、という新しい協力プレイをしている。

私でしか寝かしつけできなかった息子も、観念したのかこの年末年始で夫と一緒に寝ることに慣れてきた。寝かしつけ時に両手を私の袖に突っ込んで身体をのせてホールドし、動くと起きる・・・という厄介な寝方をするのだが、「あれ、いつもどうやって抜け出してるの?!」と夫に聞かれて嬉しくなる。同じ悩みを共有できて嬉しい。

2人を一人で見るワンオペをこんなに長く夫がしたことなかったし、私は隔離中だらだらしているのがわかるであろうから苛つくよな(私自身、年末はピンピンしてるのに隔離中の夫にずるいなあと思ってしまっていたところがあった)と思ったけれど「でも新しい発見があって面白いよ」と言ってのけたので正月早々惚れ直しているところである。
結婚後子育て中の夫婦関係において、愛情メーターをあげてくれるのは「いかに家事育児やってくれる。か」これに尽きるな・・・と心から。どんなプレゼントよりも、家事育児を実際にこなしてくれることや、たいへんな状況も楽しんでくれている様子が、何よりグッとくるものがある。2024年の出だしから、いろんなものがチャージされていく感がある。倒れてみるのも悪くない。でもそろそろみんなとご飯を食べたい。

あと本当のことを言えば母が亡くなってはじめての正月なので、実家に帰って手伝ってみんなでワイワイしたかった、なあと思う。

だがしかし、嗅覚。
匂いが本当にわからなくなってしまって焦っている。
ついリビングに行って夫に「ねえ匂いがわからない」というと「いやいやそんな笑」とうんちしてるっぽい息子嗅いでみなよ、と言われてお尻に顔を近づけて嗅いでみる。ほんとうになんの臭いもしない。ゾッとする。(息子、うんちもはやもれいづる勢いだった)娘が豆を挽いてくれたというコーヒーも、匂いがしない。コーヒー大好きな私、絶望。

症状早く治ってよかったーなんて思っていたら、とんでもない後遺症がやってきてしまって2024年を頭から抱えている。なんなのよもう。

とんでもなかった後厄も終わったし、今年はちょっとは平和に。
そう思った矢先の嗅覚異常にゾッとする。

部屋に引きこもっているので、ニュースを追いかけてネットサーフィンをしてしまってよくない。地震と津波の報道に苦しくなり、飛行機事故の映像に震え、全員脱出でホッとしたのちに、支援物資を届けるために働いて下さっていた方々がお亡くなりになったのだ知り絶望する。うなされていて観れなかった紅白でもダイジェストでみようと思い、YOASOBIのパフォーマンスすごかったとの口コミで録画を見返し、感想をXで検索してしまったらあまりにもヘイトの声が引っかかってきてこれでまた苦しくなる。しょうもない過ごし方をしている。人間、暇だと思い悩みやすいというのはこれ。

そして自粛モードへの静かな圧に屈してしまいそうになるけれど、私は私として、こうやって東京の片隅で、2児の母だけど今年の正月は家事も育児も放棄して、実はすごく贅沢な時間を、悶々としつつ、なんとか生きている、それなりに、小さな波瀾万丈を抱えて、と。記録しておきたくて、他にすることもないからとにかく言葉にしておきたくて、これを書いていたりする。
(日記っていうのは鮮度だと思っていて、今、このタイミングの、この気持ち悪さの最中でしか書けないものがあるから残したいのだ)

いつもなんのためにこんな必死にノートを探すのかというと(noteがなければペンとノートに書きつける)何を隠そう、私が、私自身の日記の、いちばんの読者だからである。

渦中にあればあるほど、その時も、またそれをすぎた後も、読み返すのが面白いのだ。己のことが。あんなことあったな、を思い返す縁として、私には、私の言葉があるのだといつも思う。誰のためでもなく、本当に自分のため、というのがいちばんで、自分のことがわからない時ほど何か書き殴りたくなる。理路整然としていなければいないほどいい。混沌のまま。


という書き殴りの日記。
私の嗅覚はいつ戻ってくるのだろう・・・
という不安は、まだ始まったばかりなのである。

渦中にある時は「いつかこれを笑い話にするのだ」と願って書いている。
これがあるから、どんな辛いことがあっても、私、結構タフなんだと思う。

今年の目標でも、引きこもれている今日のうちに、立てようかしらね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?