言語学を学びたい/学び直したい人のために 千野栄一『言語学への開かれた扉』
言語学というと、学生時代に現代思想や批評理論を勉強すると、フェルディナン・ド・ソシュールの記号論やロマーン・ヤーコブソンの詩学、ジョン・ロジャース・サールの言語行為論などの言語学にふれる機会はあるものの、それ以外についてはあまり知らないという人も多いのではないだろうか?
もちろん、言語学を深く学ぶことが目的だったひとや、あるいは大学生以後もアカデミックな進路を選んだひとであれば、それ以外・それ以上の内容について学ぶ機会もあったと考えられるが、そうではなく人文学と無縁のサラリー