想像していた人と違った
SNSを利用するようになって(初期の頃はmixiとか)、オンライン上で仕事をするようになって、オンライン上で知り合った方(お客様含む)とオフラインでお会いする機会があると、かなりの確率で「想像していた人と違った」と言われることが多かった。(過去形)
みんな、私のことをどのような人だと想像していたのかわからないけど、「想像していた人と違った」は、ほとんどの場合が良い意味ではなく悪い意味でなんだな、ということはその人の表情や言葉の端々からすぐに感じ取れた。
これ、結構ショックだったのだ。
おそらく私が想像するに、オンライン上の私の発言や文章の書き方から、明るくて積極的なイメージを持ってくれたんだろうと思う。
実際は、人見知りで引っ込み思案だし、本当に楽しい時にしか笑顔が出ないような表情の乏しい女だ。お世辞も世間話も苦手だし、本質的な話にしか興味がない。そもそもコミニュケーション能力も高いほうじゃない。
内向型人間なのに、外向型っぽく振る舞っていたあの頃の私。
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でもこれは、私のオンライン上での振る舞いや発信がいけなかったんだな、と思うようになった。
そういう風に思わせるように演じていたんだと。
嘘をつくつもりは毛頭なかったけど、自然と外向型っぽく振る舞うことが社会的に受け入れられやすい、人に喜んでもらいやすい、周りのノリに合わせなきゃ、と思い込んでいた。
本来の自分と乖離した人物像を演じて、相手にそういう印象を持ってもらって、実際会ったらがっかりされて勝手に傷つくなんて、なにやっているんだ、って。
私は24時間365日、違う自分を演じられるほど芸達者じゃないし、タフでもない。
自分に対しても正直じゃなかったから、演じていて辛かった。
オフラインで相手と会うかもしれない可能性があるのなら、オンラインとオフラインに齟齬がないようにしないと、相手にもがっかりさせちゃうし、自分も傷ついてしまう。
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noteにポンコツな自分のこと、正直な気持ちを書き始めて、それを見てくれて交流するようになった人たちと実際リアルでお会いする機会に何度か恵まれた。
初めて会ったのに、初めてな気がしなかったし、相手も私のことある程度わかってくれていて、私も相手のことある程度わかっているから、そこに嘘がなくて、大きな価値観の相違がなくて、初対面とは思えない安心感が広がっていた。ただただ優しい時間が流れる。
noteは本当に優しい世界が広がっていて、とても居心地が良くて、本当の自分でいても大丈夫な場所だ。
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私はオフラインのお付き合いを重視しているので、オンラインの自分とオフラインの自分に齟齬がないように発信していきたいし、正直な自分を見てもらいたい。
今はそれができているので、なんだかとてもハッピーだ。
歳を重ねる毎に、人生や人間関係や自分を含めた身の回りのことごとが、どんどんシンプルになっていくのを感じる。
若い頃は色んなことにがんじがらめになっていて、自分にもたくさんの嘘をついて誤魔化して、結構ハードモードだったな、と振り返る。
歳を重ねるのって悪くない。
失うものもあるけど、身軽になって色んなことから解放されて楽になっていく気がするよ。
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