我が家ではよくある光景です。
このへんによくあるワッフル屋のワッフルを、その日も家族で食べていました。
ふと、息子７歳がワッフルの包み紙を見ながら、タイトルの言葉をつぶやいたのです。

「なんで食べ物の袋に描いてある絵が、おしっこをしている子どもなの？」
やや不満そうに。

ごもっとも。ごもっともです。
「そうだね、ほんとそう。まあ、ワッフルで有名な国がベルギーで、そこの国によくあるのが、この小便小僧っていう銅像というか噴水というか、そういうのなんだよね。だから、うーん、イメージ？　ワッフル→ベルギー→小便小僧って、つながっている感じ？」

と、情けない回答だったので、息子もイマイチ納得できていない様子だった。
でも、そうだよなあ。息子に「銅像」とか「噴水」とかいう認識はないから、単なる「おしっこをしている子ども」にしか見えないよなあ。
異様に見えるのも仕方がないのかなあ。

食事中に「う○ち」とか汚い言葉を言わない！って普段注意するくせに、ワッフルに「おしっこ」はいいんですか？っていう話だよな〜。

＊　＊　＊　＊　＊

昔々、ベルギーの首都・ブリュッセルで戦争があったときの話。爆弾が設置されたが、その導火線にジュリアンという子どもがおしっこをかけて消火、爆発を免れた。
街の人々は大喝采。とっさに消火をした彼を讃えて、銅像にしたのでしょう。それが、小便小僧の由来だとテレビで見たことがある。

7歳の子どもは、そんな事情知らないもんね。

そして、今まで何とも感じなかった自分も不思議。
ワッフル→ベルギー。
ベルギー→小便小僧。
でも、
ワッフル→小便小僧？　こんな回路ってあるのかしらん？

ワッフル屋さんに苦情が来たことはないのかなあ、なんて余計な心配をしたりして。

ハッと気付かされた子どもの一言でありましたとさ。