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都心から23区外へ、職場徒歩圏内から実家近くへ。

GW前日に、都心の職場近くの自宅から、多摩にある私の実家近くへと引越しをして、
家族(両親&息子と、兄のようなおじいちゃんのような先輩)の協力によりなんとか平成最後の日に部屋の片付けを終えた。
すっきり片付いた部屋で令和を迎えて
張り切っていたのも束の間、家族全員で風邪を引き、またもや実家にお世話になりまくったGW後半。

元号が変わって、最初の新月を迎えて、引越しを終えて、
一気にデトックスしたんだろうなと感じずにはいられないくらい、久々にガッツリ風邪を引いた。

どんなに眠くても体調が悪くても、元気いっぱいな息子が起きている限りは休めないのが当たり前だったのに、
両親が子供を連れ出してくれて、安心して一人で休めることのありがたさ、、、

この一件だけでも、引っ越してきてよかったなあと感じているけど、
他にも引越してみて、いま感じていること。

①上を見上げなくても、360度空が見える

意図して顔を上に向けないと感じられなかったはずの空が、普通に前を向いて歩いているだけで視界の半分以上を空が占めてる。
空が広いというか、低いというか、近いというか。
同じ都内でこんなにも違うのかー、と驚くとともに、
この7年間にも帰省するたびにみていたはずなのに、知らぬ間に見ないようにしてたんだろうなと思う。

人生で一番好きな時間が、
「競技場から空を見上げているとき」である私にとって、
空が綺麗に見えるというのは大切すぎる要素だからこそ、それに気付いてしまったら、おしまいな気がしてた。

引っ越す前、マンションの階段から見える夕焼けと、ベランダから見える月を、息子を抱っこして一緒に見るのが日課だった。

「あーあのあたりがすごくきれいだろうに、ビルに隠れて見えないなー」と思ったり、
「今日はこんなに晴れてたのに月が見えないねえ」と言っていたら目の前のビルに隠れていた月が、時間が経ってから顔を出すことがあったり。
その度に、心がざわざわした。
悔しいような、申し訳ないような。
でも、目を背けていた。仕方ない、と。

引越しを決める前の今年の2月頃、何人かの信頼している方々と話をしたとき、
「(あなたの場合は)競技場とか、空が綺麗に見えるところに、とにかく頻繁に行った方がいい。その方が絶対命が輝くよ」という主旨のことを口を揃えて言われた。
引越しは、その言葉たちに背中を押された部分もある。

新しい家は、競技場までチャリで10分。
平日は空いてるから子連れでも行ける。
楽しみすぎて、すぐに行ってしまうのがもったいなくて躊躇しているほど。


②子育ての心理的なハードルが一気に下がった。

今回引っ越したのが大きな大きな団地の中なこともあって、とにかく敷地にゆとりがある。
引越し前、手を繋ぐのも嫌がり、走るのも随分と速くなってきた息子が飛び出して行くのを日々追いかけていると、
今もし第二子を妊娠していたら、とか、生まれたての赤ちゃんを抱いていたら、と想像するたびに、たった一人で二つの命を守れる自信がなく、
自然と、かなり年の離れた兄弟、もしくは一人っ子かな、、という気持ちになっていた。

でも、ここに来て10日、実家が近いという安心感はもちろんのこと、
車通りが穏やかで、道が広くて、流れる時間がゆっくりで、
ここでなら、そこまでガチガチに気を張らなくても、子供の命を守ることができるような気がする。
少なくとも息子と二人で外出するときの緊張感は、ぐっと減った。

少子化って、核家族化とか、女性の活躍とかももちろんあるけど、
住む場所も影響してるんだろうなあ、とここに来て初めて知った気付き。


もちろんデメリットは、会社が遠い。
これは今は夫が通勤を頑張るだけの話だけど、
私が復帰を考えた途端に、とても難しい課題として浮かび上がってくるのはわかっている。

それでも、この広い空と、
緊張状態が解けた穏やかな心を取り戻せた
喜びが今は何よりも大きい。


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