【問題編】

[問1]2価ヒトパピローマウイルスワクチン「サーバリックス」に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。

a.HPV6型および11型の感染予防に有効である。
b.子宮体癌の予防に有効である。
c.12歳～13歳での接種が推奨される。
d.アルミニウムアジュバントを使用している。
e.弱毒生ウイルスワクチンである。
f.皮下注射で接種する。

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[問2]HPVワクチン未接種の35歳既婚女性から、HPVワクチン接種の是非について相談を受けた。適切な助言として正しいものを1つ選べ。

a.概ね45歳までは利益があるとし、今後の感染リスクによっては接種してもよい。
b.薬事承認上、対象年齢に当てはまることから利益があるものとして推奨する。
c.ワクチンの利益が大きくないことと、公費による補助が受けられないことから、推奨しない。

【解答・解説編】

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[答1]cとd

[解説1]
a.HPV16型および18型の感染予防に有効なので間違い。
b.子宮頸癌などの予防に有効であり、子宮体癌の主な原因はHPV感染によるものではない。
c.正しい。定期接種として12歳～16歳相当が対象であり、中学1年生での接種が標準とされている。
d.正しい。
e.遺伝子組換え技術を用いたウイルス様粒子ワクチンであり、弱毒生ワクチンとは異なる。
f.筋肉注射で接種するため間違い。

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[答2]a

[解説2]
14歳未満が最も推奨されるが、27歳未満でもある程度効果が見込まれる。
27歳から45歳までは一律には推奨されないが、個別に感染リスクなどを考慮してワクチンを接種してもよい。
46歳以降は原則推奨されない。
https://www.cdc.gov/vaccines/vpd/hpv/public/index.html