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わたしの差別や偏見との戦い方

差別的だったりバイアスを助長する言動に違和感を持ったときに声をあげる→伝わらない、むしろ「は?なにこいつ?」的な目でみられる→だんだん違和感抱いてもなにも言わなくなる(学習性無力感)→あれ、私が変だったのかな?とか思い始める→バイアス言動に麻痺してきて違和感すらもたなくなる。

そうならないように、一人でも「そうだよね!」って言ってくれる人がいたり、共有出来る仲間がいることが大切。声あげるのは当然怖い。声を上げられない時でも自分を責めないでほしいし、自分も自分を責めないようにしたい。

差別や偏見との私なりの戦い方は、
自分の中にある特権を自覚すること、周りの人の差別・偏見言動をスルーしないこと。
一番大事なのは麻痺しないこと。学習性無力感に陥らないこと。
そのためにその場ではスルーせざるを得なかったことも仲間と共有したり、どこかに書き記しておく。
自分がしんどくなりすぎないように、でも麻痺しないように、戦い続けること。そして、声をあげた人もあげられない人も応援すること。

なかなか伝わらないのに声を上げ続けている人は本当にすごい。
正直怒り続けるのはつかれるし、声をあげ続けるのも疲れる。
こないだ読んだ漫画に、女性が男性パートナーに伝えようとするけれど伝えても伝わらなさそうだから思わず口をつぐむ、みたいな場面があって、あーすごくよくわかる、と思った。何度か伝えても伝わらなかったり聞く耳を持たなかったらもう諦めざるを得ない。

そうしてなにも気が付かずに、もしくは気がついても自分には非がないと思い聞く耳を持たない人たち、そして麻痺せざるを得ない人たちがたくさんいて、いつまでもジェンダーギャップが埋まらず、差別が減らない。
だからせめて麻痺しないように誰でもいいから伝えていきたいし、誰もいなかったらつぶやきたい。そしてそういうつぶやきにたくさんいいねしたい。

正直、障害者差別のことだけを考えていたときは、差別をなくすことの難しさは理解していたつもりで理解できていなかったと思う。いま自分が女性当事者としてジェンダーバイアスのフィルターで世の中を見ると、そんなに簡単には減らせないことがよくわかる。これまで、そして今もなお無意識に植え付けられているものはそう簡単には抜けていかない。

絶望的になる時もたくさんあるけれど、せめてその違和感を捨てずに共有していこう。迎合も敵対もせずに、でも抗い続けよう。

写真はばあちゃんの最新の塗り絵(写真を送ってもらった)

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