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佐世保要塞~高後崎砲台~

ちょっと時間が空いてしまいましたが・・・折角なので佐世保要塞の続きを書いてきます。

佐世保軍港防御の為、周辺の山地や半島には明治後期に多くの堡塁・砲台が築かれ、ここ俵ヶ浦半島にも砲台が3ヶ所設置されました。

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その中でも高後崎は俵ヶ浦で最初に設置された砲台で、明治31年(1898年)12月に竣工。
湾口に敷設した機雷を掩護する為、9cm連射砲4門を装備していましたが、実戦に使用される事無く大正9年(1920年)に廃止されました。

俵ヶ浦では高後崎砲台が一番アクセスし易い場所にあり、入口には煉瓦造りの門柱が残っているのでとても分かり易い。

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アクセスはし易いのだけども竹藪が凄まじく、見学するのはちょっと大変。

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浄化施設。

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藪で何のこっちゃ解らん感じになっとりますが・・・

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掩蔽部であります。

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整備されていないので荒れてしまっているのが悲しい所ですが、蝶番などが残っているんですよね。

いや、しかし・・・こちらの目玉は他にあるのです。

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そう!こちらの掩蔽部には扉が現存しているのです!!

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掩蔽部の扉が現存している遺構はここでしか見た事がありません。
初めて訪問した時は本当に感動したなぁ・・・いや、負の遺産なので感動と言うのはおかしいかもしれないけれど。

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あと窓枠も辛うじて残ってるんですよ!凄い!!

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内部は見慣れた風景です。

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扁額も残っています。


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因みに冒頭の門柱2枚もフィルムで撮影した写真でしたが、少しだけ掩蔽部などもフィルムで撮っていたので最後はこの4枚で〆


本日も最後まで読んで頂き、有難うございます。


【撮影機材】
Canon EOS Kiss X4
(デジイチ使用レンズ忘れちゃいました;;)
Canon EOS-1V
Canon EF17-40mm F4L USM
FUJIFILM SUPERIA PREMIUM 400

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