石原岳森林公園として整備されている石原岳堡塁砲台。

佐世保湾口南側において守備用砲台群の側面防御の為、陸戦用として明治32年(1899年)12月31日竣工されました。
全面積は約2ha。標高73～77mに備えられた砲種はクルップ式10cmカノン砲六門、鋼製9cm臼砲四門、砲座数は7基となっていました。
しかし昭和4年(1929年)6月14日に陸軍の台帳から全て除籍され、実戦には使用されていません。

ずらりと並んだ棲息掩蔽部は森林公園だけあって、他の佐世保要塞の堡塁砲台に比べてとても綺麗に整備されています。

外側に回ると、沢山の窓を備えた遺構が・・・こちらは要塞内に侵入してきた敵をこの窓から掃射する為の側防窖室。

ここから散策路を右に進むと、また側防窖室が現れます。

こちらの側防窖室には入口があり、簡単に内部に入る事が出来ます。

因みに一つ目の側防窖室には、棲息掩蔽部と並ぶ通路からアクセス出来ます。
幸運な事にこの日は蝙蝠が居らず、今回は一番奥まで行く事が出来ました。
ただ真っ暗過ぎて手持ち撮影は厳しかった(LEDランタン買う前に訪れた)ので、写真は撮っておらず・・・
内部は片方と同じような造りになっていました。

本日も最後まで読んで頂き、有難うございます。

【撮影機材】
Canon EOS-1V
Canon EOS-1N
Canon EF8-15mm F4L Fisheye USM
Canon EF17-40mm F4L USM
Canon EF24-105mm F4L IS USM
FUJIFILM SUPERIA PREMIUM 400
FUJIFILM SUPERIA Venus 800