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物語ウクライナの歴史: ヨーロッパ最後の大国 (感想)

2022年2月24日、かの北の大国ロシアが、ウクライナに進行したことは歴史的にも新しいとはいえ、

当時はまだYouTubeでウクライナのことを知りましたので、この本を読んでみました。


まさに、世界史の中心的な国でもあり大国に翻弄されていたことが分かりますが、また、地続きで大国に囲まれた国家の苦労は島国で暮らす私には想像を絶するものがありました。


 誇り高いコサックから出発して、常に、東にロシアやソ連、西にポーランド、ドイツ、ハンガリー、オーストリアなどの西欧諸国に挟まれていて、何度も独立しようとしたがなかなか果たせない。


 20世紀中に6回も独立を宣言して、6回目にしてやっと1991年にソ連邦の解体によって独立を果たしました。


 本書の著者はウクライナびいきですが、この独立に関しては結構厳しいことが分かりますし、ウクライナがあそこまで抵抗力が強いと分かります。

 コサックは、ロシアではなくウクライナだとはこの本で初耳でしたけど、ウクライナという意味も辺境呼ばれていたことも。

 その後1991年に、ウクライナは新生ウクライナとしてロシアから独立した。

 しかし、ロシアの有力な資源元であったウクライナがロシアから離れていくと、ロシアの国民総生産額は激減しましたし、


 したがって、もう一度ウクライナをロシアの資源元国家とするために、今回の戦争に踏み切ったのではないかなと。


考えてみると、ウクライナという国は過去にもポーランドやチェコ、ルーマニア等々の国々に囲まれており、それぞれの国に統合されたことがあるから壮絶な運命なんだなと思いましたね。


 ロシアの一部だろう位に思っていたらとんでもないハナシで、様々な要因で長年独立を志すも果たせない歴史を知りましたし、また、地続きで大国に囲まれた国家の苦労は島国で暮らす私には想像を絶するものがありましたから驚きですね。


 西欧の価値観だけではなく、それぞれの国が独自の歴史文化を持っており、そこから独自の価値観も生まれているようです。

 複雑な世界をしるきっかけになりましたし、読んで良かったなと思いましたね。

 だけど、日本から見れば、ウクライナ正義、ロシア悪、悪は負けなければならないと思っていますが、それほど単純なものではない、もっと冷徹にならなければ将来を見失いますね。

 ロシアと西欧諸国とのはざまで翻弄され続けた国民に、一日も早い国家としての平和と安定がもたらされることを祈るしかできないですね。

ボルシチ大好き!

オススメ動画。(中田敦彦のYouTube大学)


https://youtu.be/FohNAIWzYvw


https://youtu.be/pwPkSrqbLTk

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