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僕のうた

26
ふと思ったことを僕なりの詩にして書いています。
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2019年4月の記事一覧

【詩】火事

【詩】火事

カチャッ

ジッ

ボーー



プシュー

ふぅ

コンコン

ふぅ

ポトッ

チリチリチリチリ

メリメリメラメラ

プキッメラメラメラ

メラメラバキバキバキ

バキバキボーッ

ピポパポ

プープープー

チリリンチリリン

ジリリリリリリリン

バサッバサッ

ガチャン

ウーーーカンカンカンウーーーカンカンカン

ガチャッ

ブシューーブシューー

シュー シュー シュー…

ブー

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【詩】この宇宙の片隅に

【詩】この宇宙の片隅に

広いはらっぱに寝そべると
青空で雲が走っている
太陽が月と追いかけっこをする

雲たちが雨粒をふらそうと
鳥たちがざわつこうと
僕には彼らがわからない

草たちが僕の背中でつぶれても
草たちは僕のことを知らない

太陽が月にかくれるように
草たちの本性など空は知ったことない

それでもこの宇宙の片隅では
欠けてはならないひずみの中で
肩を寄せ合って生きている

頼りたいのに頼れない
不安の中に生き

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【詩】帽子

【詩】帽子

僕は待っていた
君のところにのっかりたかった

何十億もの人たちから
無視をされたりのっけられたり
時にはおっこどされたり
それなのに君は僕をこの世界から拾ってくれた

風に飛ばさそうでも
ふみつぶされても
みんなに「ダサい」と言われても
僕と一緒にいてくれた

どうやったら君のことを
守ることができるだろう
眩しすぎる光が見えるように
君と一緒にいたい

そんな君を思いながら
僕は暗闇の中で

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【詩】ある起きた日の朝

【詩】ある起きた日の朝

うずくまる母
横で寝る父
僕はわからず立っている

暑くて暗い夏の日の朝に
僕は顔を拭って立っている

魚を釣るのが好きな父
いけすの魚のエサどうしよう

バイクの好きはあの父は
お寺の前で車に飛ばされ
鳥になっていったのだろうか

目の前を覆うその未来に
お寺の鐘は低く唸ってる

【詩】らしさ

【詩】らしさ

ままごとしてる女の子
ライダーごっこの男の子
スカート履いた女の子
ズボンを履いた男の子

あなたがあなたでいればいいのに

クヨクヨしている男の子
ケンカが好きな女の子
スカート履いてる男の子
ズボンを履いてる女の子

あなたでいたらいいはずなのに

泣くんじゃないと
おとなしくいなさいと

私がどこかへ隠れていく

私が私であるために
私らしくいるために

男の子が好き
女の子が好き

あなた

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