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【読書記録】『それでも話し始めよう: アサーティブネスに学ぶ対等なコミュニケーション』を読みました!

こんにちは、じゅくしんです。

アサーティブネスって皆さんご存知でしょうか?

今回はこちらの本を読んだので、読書記録を書いていきます。
『それでも話し始めよう:アサーティブネスに学ぶ対等なコミュニケーション』アン・ディクソン著

です!

アサーティブネスとは?

アサーティブネスとは、相手の権利を侵害することなく、

自分はどうしたいのか?
何が必要なのか?
どう感じているのか?

を相手に対して、誠実に、率直に、対等に、自信を持って伝えるためのコミニケーションの考え方や方法論を意味するとのこと。

相手から不愉快なことをされると、私たちはストレスを溜め込みがち。しかも即座に相手に抗議にすることはしないで、
「こんなこと言っても何にもならない…」
「どうせどうすることもできない…」
などと自分に言い聞かせて、しばらくは我慢して、何も言わないことを選んだりしてしまうんですけど、そうやってストレスを溜め続けて、あるレベルに達すると、怒りを爆発させて、相手に突然攻撃したり、陰口を言ったりする。

そんな風にイライラして相手に不満を溜めて、怒りを爆発させてしまうより、しっかりと相手とコミュニケーションを取って、話し合うことで、問題を解決しようというのが本書のテーマ。

アサーティブネス…これ本当に私は苦手分野で、我慢したり、気にしないフリしたり、逃げてしまいがちなので、しっかりと不快な感情から目を背けずに、相手に自分の意見や感情をしっかりと伝えるようにしないとなーと感じました…。

アサーティブネスってどうアプローチしていけばいいの?


自分自身に3つの質問を問いかけることから始める。

①何が起こっているのか?
②それについて自分はどう感じているのか?
③どのような具体的変化を望むのか?

特に3つ目の具体的変化を相手へ伝える事はとても重要。相手に怒りをぶちまけて愚痴をこぼすだけではなく、本当に対等な人間関係を築くためには、この三つ目を充分に考えて具体的に明確に伝えることが重要らしい。

話し合う相手は敵ではなくて、感情を持った人間だと意識する

コミュニケーションにおける大切な原則は、感情のレベルが高いときにはものを言わないようにすること。自分が非常に無防備な状態になるから。

自分の感情が落ち着くまで話すのは思いとどまる。しかし冷静になったときに、「もう話さなくてもいいかな…」とか、「大した事では無い」のだと思わずに、冷静になった時にこそ適切に言語化できるので、相手を攻撃することなく対話することができる。

どうしても、自分の意見を相手に伝えようとすると、相手に対して攻撃的な感情を持ってしまうけども、相手は敵ではなくて、感情を持った人間であり、配慮を忘れないようにする。冷静に、対等に、話し合って解決しなければならない。

話し合いの主導権は自分で

相手と話し合いを行う際は、自分で時間や場所を指定することが必要。
落ち着いた場所で、時間を指定して、しっかり眼を見て相手に話を始める。会話の主導権は必ず自分で取り、自分から本題を話始めて、自分で必ず会話の終わりを作る。どうしても、自分で会話の主導権を握るのは、不安や恐怖感を持ってしまうけれども、それは当たり前のこと。なぜなら、言いにくいことを話し合うのだから。逆に、不安や恐怖感が無いとしたら、感情レベルが高い状態であると考えるべきで、相手への配慮を欠いている可能性がある。

アサーティブネスに対話をしても必ずしも問題は解決しない?

話し合いをしたからといって、必ずしも状況が改善するとは限らない。
でも、

「自分は無力ではなく、主張する権利と、様々な選択肢がある」

と言う体験を得ることがすごーく重要なんだそうです。
その経験から自信がついていく。私はどうしても内向的な性格なので、対話を避けてしまいがちですが、ちょっとでも日常生活の中でアサーティブネスを意識することで、自分の人生をより良くしていければ…と感じました。

色々と勉強になりますので、ぜひ、読んでみて下さい!



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