「復興支援員」という仕事を7年やってみて。

大熊町復興支援員のコミュニティ支援担当。2014年から7年担当した。

活動自体はすごくすごく楽しくて、避難先での大熊町民同志のコミュニティづくり、さらに町内で一部避難指示が解除されてからは町内でのコミュニティづくり、マップづくりや冊子づくりなどなど・・

町の方からたくさんたくさん話を聞くことが仕事の一番大事な部分で、それをずっとできたことが自分の人生にとってもプラスだったと思う。

みなさんにほんとうに良くしていただいた。

「コミュニティ支援」という言葉から想起できる活動は、目一杯やったように思う。

その一方で、先日ある団体から受けたアンケートの内容に、

『「活動の中でもう少しこうしたらよかった」という部分について教えてください。』という項目があった。

私は自分の活動自体には悔いがないのだが、そこで浮かんだ回答は、

『復興支援員として関わってくれたみんなが活動を終えたあとも大熊町に興味関心を持ってもらえるような対応・工夫が必要だったと感じる』

だった。

関係人口・交流人口を増やすための入り口になる、「大熊町に関する職業」に就いてもらったにもかかわらず、そこがすごく足りないように感じているから。

この地域に「いい思い出」を持つ人を増やす。思い出の内容はなんでもいいと思う。たぶん、「大事にされた」というところがあれば。

私ももうこの地域の人間なので、日々、そのことに気をつけていきたい。

来てくれた方を大切に。そして、「いい思い出」を持ち帰ってもらえるように。

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