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彼のこと①

今日は、彼とのことがなぜか頭から離れないから、彼のことについて書いていこうと思う。

彼との出会いは、社内の会議だった。
当時全く違う部署だった彼とは、ある会議でたまたま一緒になった。

その時は、一度も話すことはなかったけど、かっこいい人だな、こうゆう人と付き合いたいな、と思った記憶が残っている。

その1ヶ月後、上司からうちの部署に男の子が異動してくると言われた時、誰が来るか言われていないのに、直感で彼だと思った。

その数週間後、サッカーの試合を見に行った時に、たまたま彼が私の斜め前に座って同じ試合を観戦していた。


一度しか会ったことがないのに、すぐに彼に気づいた。

サッカーの試合の90分のほとんど、彼のことを見ていたと思う。

私は、いつ彼のことを好きになったんだろうってずっと考えていたけど、もしかしたら初めて会った会議の場で、一目惚れしていたのかもしれないと今は思う。

その数週間後、ついに彼がうちの部署に異動してきた時は、本当に、とでも嬉しかった。
すぐに話しかけたかったけど、話す機会もなかなかなくて、歓迎会の飲み会で初めて話せた時は、緊張しすぎて逆に彼をいじりすぎてしまった。
失敗したかも、と思った。

でも、次の日にあるプロジェクトを上司から2人でやるように指示された。

私は、本当に嬉しくて、嬉しくて、夜眠れず会社に早く行くようになった。
彼にいいところを見せたくて、色々調べて頑張った。

彼は、頭の回転も早くて、仕事もできる、私より遥かに優秀な人だった。

彼は私よりも3つ下だったから、かっこいい先輩だと思われたかった。

この時がらずっと、付き合ってからも、私は彼に本当の自分を見せることができずに、かっこいい自分を見せたいと思って無理をしていたのかもしれないな、と今なら思う。

異動してきた週、本当になんでかわからないけど、彼から誘ってもらって、デートをした。

私はマルチビジネスとか、ネズミ講とか、そのために誘われたのかも、こんな素敵な人が、私のこと気になったりするわけないって思ってた。

でも、実際は少し気になってくれていたみたいで、お付き合いをすることになった。

本当に嬉しくて、今までお付き合いした人の中の誰よりもかっこよくて、仕事ができて、話も面白い人だから、絶対に手放したくないと思った。


それと同時に、こんな人が私を好きだなんて、多分本当の私を知ると、どうせ離れていってしまうだろうとも思って、あまり好きにならないようにしようと、自分にブレーキもかけていた。

でも、いつからかそのブレーキも効かなくなってしまった。
そこから暴走していってしまったんだと思う。

自分で自分をちゃんとコントロールできなかったから、今、彼との未来がなくなってしまった。

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