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この映画観た?〜フォルトゥナの瞳〜運命に流されて

Amazon prime video
でこれを観た。

2019年制作。
志尊淳がこんなふうな役を演じるのだなあ。。
とちょっと新鮮な感じだった。



ストーリーは上記のようだが、、、
運命に翻弄される...それに逆らって愛する人を守る。

もしあなたが、愛する人がもうすぐ死ぬと知る力を得てしまったら、どうしますか?

生きて欲しいから、その運命を変えようとしますか?

先に知ってしまったら多分皆、救おうと動かざるを得ない。。。

でも、それで命を落とし、残された(救われた)人は
きっと...辛いだろうな。。

映画では
プロポーズもまだしてないのにマリッジリングを買って用意していたことが後からわかる。。。

手紙も残されていて、、、

彼女(有村架純)がそれを読むシーンで

突然、私は、3年前、28才で亡くなった次男とその彼女が重なって....

次男の場合は前の年に既にプロポーズをしていて
婚約していた。お互いの親も了承済みで...

実際にはこの映画みたいに綺麗な現実ではなかったかもしれないけれど、突然の交通事故で亡くなった次男は、私の中では幸せの真っ只中でキラキラしていた時に、いきなり時間が止まったのだ。

もし命があったなら、その先どんなにか辛く困難な日々だったろうか。
事故に遭わなかったとしてもだ。。。

人が生きて行くのは容易では無い。。

次から次と困難がある。

次男だってそうだったろう。。

インド哲学、ヴァガバットギータでは
人には決められた運命があり、それを頑張って変えようとせず、今起こることは全て最善。

運命をコントロールしようとするな。

目の前で起きたことは淡々とこなす。
そーすると自ずと道が出来て来る。

そんなふうな事が書かれている。。。

ならば

私が夫と出会い恋をして、愛されて、長男と次男がこの世に来てくれて、その後、夫が病気になり
色々と大変だったけど、次男が先にこの世を去ったのも、その2年後に夫が去ったのも
全て私にとっては意味のあることらしい。。

昨夜、
夫の親友から電話が来た


私が夫と知り合った時、最初に紹介された夫の親友。。
あの頃週末になると3人で良く遊んだっけ。。

夫は私を大事にしてくれた。
親友君は良く喋る人で女子力が高かった。
どこかへ出かける時も予定を組むのは親友君だった。

3人で
楽しかった。

ドラマみたいだった。

夫の事を私より前から良く知ってる親友君。

金沢に行って来たよと話したら、

昔、車の免許をとった時に親友君は夫と一緒に、兼六園へ行ったそうだ。。

今回私は兼六園へは行かなかった😅

次回は兼六園へ行くといいよ、と親友君が
言った。

夫の事をよく知る人と、久しぶりに話せて、
なんだか原点に帰ったような気持ちになった。

年末は寂しいと言ったら
我が家へ泊まりに来なよと言ってくれた。

そして夫の三回忌(来年)は
夫が好きな銀座のお店であのころ良く一緒に遊んだ夫の仲間に声を掛けて、食事をしようかと...

ようやく、そんなふうな話しが出来た。

私はずっと時間に追われて生きて来たけど

ひとりになって
ようやく時間に身を委ねて流れに逆らわず、
いつまで続くかもわからない

自分の人生に抗わずに生きている。

そーすると不思議と、色々な心地良い事が目の前に来る。

これが本来の生き方なんだと
ようやく気づく事が出来た。

感謝しながら
次男のところへ行ける日まで
私の運命と言う河に流されて生きて行こうと
思う。

みんな、、、
生きて行くのは容易じゃないけど
先に現世を去った次男は
きっと
生まれ変わってどこかで生きてる。

頑張らなくたっていいんだよ。

今のまま、そのままの自分でいいんだ。

力を抜いて
風の音だけ聞いてみようよ。

小鳥がどこかで鳴いてるのが
聞こえるでしょう?

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