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夏の終わりの薬膳、月経期にもおすすめ : 梨と白きくらげの潤い&血流たっぷりチキンスープ

生理がはじまると、経血とともに古い血はもちろん、古い気も出ていく。
デトックスでもあるので大切なことなのだけど、出ていったままにしてしまうと、体の不調のもと。

特に日本人女性って貧血や血流不足が深刻なので、しっかりと生理の時のケアをしてほしい。それには血と気を補うスープを飲むのが一番!

今回は月経期、特秋におすすめの薬膳レシピ。
秋は臓器の「肺」の時期で、うるおい補給がすごく大事になる。乾燥させてしまうと、呼吸器系のトラブルだけじゃなくて、「衛気(えいき)」という体を守る力そのものが衰えてしまうので、おりものや不正出血にもつながりやすい。
だから、
血を気を補いつつ、乾燥対策にもなるレシピ。


衛気が弱るとアトピーやアレルギー、乾燥肌といった不調も出やすくなるので、そういったことに悩んでるひとにもすごくいいよ〜

《梨と白きくらげの潤い&血流たっぷりチキンスープ》

<材料 3人前>
梨         1個
白きくらげ     1個
手羽先       6個
三つ葉       少々
しょうが      1片
大根        1/4本

酒         大さじ3
鶏ガラスープのもと 大さじ1
塩         少々

※あればクコの実 少々

①白きくらげをたっぷりの水で戻しておく(2〜30分くらい)
けっこう大きくなるよ〜

②沸騰した水に手羽先を入れる


③表面が白くなったらOK
お湯は捨てる

④梨は適当な大きさにカットし、大根はすりおろしておく

⑤新しく水1リットルをしょうが片を入れてわかし、沸騰したら手羽先を入れあくを取りながら20分茹でる

⑥梨、白きくらげ、酒、鶏ガラスープのもとを入れて、白きくらげが半透明になるまで煮る。

⑦大根おろしを入れて、塩で味を整える

⑧器によそい、三つ葉、くこの実をちらしてできあがり。



夏の終り〜初秋にかけてが旬のレシピ。
この時期は、暑さと乾燥対策が重要で、梨や白きくらげとかは、まさに一番食べてほしい時期。
生姜や胡椒のような刺激が強かったり温める力の強い食材は、夏〜初秋には控えめに使うのがポイント。温活だからといって、あんまり大量に使うと逆効果だよ。

鶏のももや胸でもよいけど、血を作る効果は骨付きの部分が強いので、手羽先、手羽元がおすすめ。軟骨の部分から溶け出るコラーゲンで、お肌の潤い効果もアップするし、子宮・卵巣系の力も高めてくれるよ〜。

☆梨         
体にたまった余分な熱を取り、潤いをもたらす。

☆白きくらげ   
薬膳では銀耳(ぎんじ)と呼ばれる。
体をうるおす効果絶大!
コラーゲンもたっぷり

☆手羽先       
血流を補う食材としては鶏肉は最強。
鉄分、タンパク質も豊富で、とにかく女性は鶏肉がおすすめ!
価格が手頃なのも魅力的

☆三つ葉       
気を巡らす効果があるので、ストレスを感じやすいひとは多めに使って
   
☆大根      
大根おろしを入れることで、体の余分な熱を取り、夏の間に溜まりやすい体内ヘドロ「痰湿(たんしつ)」の除去にも効果的。熱を加えすぎるとデトックス効果が弱くなるので、最後に入れるのがポイント。



チキンスープを作る時に、さっと鶏肉を下茹ですることを「霜降り」と言うんだけど、この霜降りをするかしないかで、チキンスープの味はめちゃくちゃ違う!
霜降りをすると透明度が高くて、臭みのないスープができる。
そのままスープにすると、どうしても臭みが出て美味しくなくなるんだよねー。
チキンスープは血流たっぷりに欠かせない料理だけど、作る際はこの霜降りは必ず行ってね〜


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