見出し画像

キュビズム。マジ意味わからん体験のすゝめ。


あー久々に
マジ意味わからんかった、、、
でもなんかそれって

超、面白い。


キュビズム
マジわけわかめ
見れば見るほど、もう
増えるわかめちゃん。

今、上野の国立西洋美術館でキュビズム展をやっていますので、是非この
わかめ体験を皆さんにしてほしいと思い
感想をしたためます。


だいたい近頃、何もかもが
はっきりしすぎていると思いませんか
解明しすぎじゃないですか

世の中の全部がぼんやりしてたら
それは確かにストレスかもだが
あまりにも白黒つけすぎも良くないと思うのです。
善の反対は悪!正の反対は誤!

果たして本当にそうなのか。

時には、
芸術くらいは、
意味不明!のままにさせて。

そう思うのは私だけでしょうか。
芸術とはまさに精神活動なわけで
精神なんて、わけわかめなのです。

たまたま最近、原田マハさんの
「暗幕のゲルニカ」を読んだもので
ピカソ、ゲルニカ、キュビズム
が気になるワードに急上昇。
そんな中、このタイミングでキュビズム展!
まじか!超熱い!てことで
見に行ってみました

冒頭でも、申し上げたとおり、
思ってた以上にわけわかめ。

だって、タイトル見ないと
その絵が何だかわからんもん。
いや、タイトル見てもわからんもん。
解説にも、「難解」と書いてあるし。
分からんくて良い模様。

そして驚いたのは絵の中にタイトルのFOXって文字書いてあるやん!なんなん?キツネ?
どゆこと?どこが?
絵の中に文字描いちゃうと、こーゆーことすると美術の先生に怒られてやり直し喰らうやつよ。
(日本の美術教育とは。美の巨人たちがやってますけど?である。)

ピカソもブラックも超自由。
フリーダムおじさん
誰かに、

わけわかめ。
あかんやろこれ。

言われても無視!
超無視!

我らはこれを芸術に昇華する!
新たな表現を見つけようぞ!
てことで邁進するのです。

ゴーイングマイウェイ
もはや
マイウェイ以外をゴーイングしてどーすんのよ。
そのくらいの勢い。

するとです
世界中でキュビズムブームじわじわ到来です
イタリアやらロシアやら
とにかくみんなキュビズムやってみちゃいます

わたしは綺麗な色でやってみたわ
俺は背景と溶け込ませてみたぞ
いっちょ幾何学文様ぽくしてみっか
でも抽象画とは違うのよね、一緒にせんといて
建築にも活かしてみっぞ

なんかもう超流行ってない?

うーんでも!
アートはこうで無くっちゃね
媚びちゃダメだ
自分のうちなるものを
新たな表現自体を生み出そうとすることこそが
もう超アート!!!

そんなんわけでもう全然まじで
わからなかったけど
「考えるな、感じろ!」なわけです。
きっと、何かがほとばしってた。
その何かの正体は、もちろんわかりませんが

なんかいいよ!
君たちとってもいいよ!!
ずっと変わらずそのままの君でいてくれ!

全然わからん
説明されてもわからん
でもそれでいい!

そーゆーものってすごく今、尊い
そう思いました。

ぜひその目で
体験してみてくださいませ。
オススメっす。

ちなみにそういう
新たな表現への挑戦ってやはり
心に余裕がないと生まれないし
受け入れられもしないらしいので
作り手も受け手も心にゆとりのない
今の日本、いや地球においては
何と羨ましい精神活動であることかと
思ったりもしました。

キュビズムみたいなわけわかめを
新しく作り出して面白がれる世界でありたいものです。

「アンリ・ローランス作 『頭部』」
わたし的にはこの、頭部はこっちが正面だと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?