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ささくれ

ささくれができると、栄養状態が悪いサイン。

20歳で新卒で今の会社に就職してから、度々長期で海外出張する機会があった。最初の頃こそ物珍しさもあって現地の生活にどっぷり浸かって毎日サブウェイやらハンバーガーやらをもりもり食べていた。ちなみにアメリカのファストフードはジュースおかわりし放題なんだぜ。いろいろヤバイだろ。
20代前半はささくれができた記憶がない。若さなのだろうか。単に覚えていないだけか?

25歳になって、初めて海外駐在することになりとりあえず困ったのが食事。幸い日本食材は調味料から嗜好品まで一通り手に入る環境にあり、学生時代に居酒屋のキッチンでアルバイトをしていたので料理自体も基礎は身につけていたので作ろうと思えば何でも作れる環境にあった。とはいえそう簡単には行かないもので栄養状態の偏りからか指には常にささくれができていた。
問題は明らかに野菜の摂取不足。当時の自分のカラダは、コメとクロワッサンとオレンジジュースとヨーグルトとビールとビールで構成されていたに違いない。あとリンゴとモモも良く買って食べていた。当時は割と本気でフルーツは野菜の代わりになってくれると信じていた。

そんな駐在生活を終え、帰国して結婚したら栄養状態は劇的に改善してささくれとは無縁の生活になった。妻の存在は偉大である。

2回目の駐在でカナダに住むことになり、1度目よりは日本食材が手に入らない環境にいる。そして何より故あって単身赴任中。
しかし妻の教育の賜物か、三度々々とは行かないが昼夜2食ぐらいはどんぶりいっぱいの野菜を食べているので未だにささくれとは無縁の生活なのである。

野菜は高い、高いが食わねばならぬ。そこで唐突ではあるが一人暮らしの男性諸君が簡単に野菜をもりもり食べられる方法をいくつか挙げようと思う。

1. サラダ
お手軽なのはとにかく手間をかけずに胃袋にブチ込むことである。生で美味しく食べられるものの代表格といえば、葉物とトマトだ。包丁で切るなんて面倒なことはせずに、洗ったら手でむしるなり、むしってからザルで洗うなりすれば良い。トマトはミニトマトを買えば切る必要し。
サラダにひと味加えるならブロッコリーとアスパラがいい。どちらも適当なサイズに切って茹でてタッパーに保存しておいてサラダにもりもり載せたらいい。
さらにゴージャス感を出すならゆで卵かツナ。ゆで卵は沸騰したお湯に卵を入れて10分、時間になったら流水で粗熱を取ると火が通り過ぎない。尖っていない方を調理台に軽くぶつけてヒビを入れておくと剥きやすい。ツナはツナだ。缶を開けたら油を切ってタッパーに移しておけば3食ぐらいは楽しめる。コンビニのサラダチキンあたりもボリュームを出すには良いんじゃないの?

2. 焼き野菜
焼いた野菜は美味い。水分が飛んで味が凝縮されるのと、ちょっと焼けた感じが野菜の持つワイルドパワーを引き出している気がする。
オーブンがあれば大量に調理できて便利だが、なければオーブントースターでも何とかなるだろう。オーブントースターも割と優秀な調理器具なのでトーストを焼かせるだけにしてはもったいない。
焼いて美味い野菜といえば芋だ。じゃがいもでもさつまいもでも焼けばいい。皮を向いて適当な大きさに切ったらボウルに芋と少量の水を入れてラップをふわっとかけて程々の軟らかさになるまで電子レンジで加熱する。
火が通ったら軽く塩コショウやハーブソルトとオリーブオイルでサッと和えてからバットに並べてオーブンでじっくり焼く。焼き時間は環境によるのでググるなり試行錯誤するなりしてくれればいいと思う。ちなみに自宅の環境では160度で20分、180度で10分焼いたあと焼き目をつけるために送風で短時間焼く方法で上手くいっている。
オイルで和える理由は多分焦げさせないためなんじゃないの?気になる人が検索してください。
他に焼いて美味いものとしては、ズッキーニ、トマト、きのこ類。
ガサっと作ってタッパーで保存すればしばらく保つだろう。

ちなみに上記のサラダと焼き野菜を適量大きめのタッパーに入れてドレッシングなりマヨネーズなりをかけておけばボリュームのある野菜どんぶりの完成。弁当にするなら食べる直前にドレッシングをかけてフリフリすると美味い。(サラダはフリフリするのが正義だと思っている)

他にもレトルトカレーに焼き野菜を添えるなり、サラダにアボカドやオクラ、豆類を加えるなど少しずつアレンジの幅を広げるといいかも知れない。

3. トマトスープ
いまのところサラダ、焼き野菜と合わせてトマトは皆勤賞である。色の濃い野菜はカラダに良さそうなので多分たくさん食べても大丈夫。リコピンも入ってるし。(適量というものがあります。各自加減してください)
トマトスープはトマトを使わない。というと語弊があるけど、生のトマトは皮の処理が面倒なので缶詰のホールトマトやダイストマトを使う。
作り方は簡単で、カレーと同じ具材(じゃがいも、人参、たまねぎ)を1センチ角に切って軽く炒めてから(面倒なら炒めなくても良い)トマト缶と水を適当な量入れて火が通るまで煮込むだけ。コンソメやら塩コショウやらで味付けしたら良いのでは。ケチャップなんかも割と使えると思う。
ボリュームがほしければソーセージなりベーコンなりを切るなり炒めるなりして加えたら良い。ちなみにベーコンもソーセージも鍋が冷蔵庫とコンロの上を往復するにつれだんだんと旨味がスープの方に染み出てしまって最後の方は味気なくなってしまうのはあるある。

4. ポトフ
ここまで来たらもう少し。ポトフが作れればカレー、シチュー、肉じゃがまで何でもござれだと思っている。
じゃがいも、人参、たまねぎ、カブを適当な大きさに切ってコンソメスープで煮る。以上!これがポトフなのか怪しいけど自分はこれをポトフと呼んでいる。野菜は摂れるけどご飯との相性があんまりなんだよなぁ…
これも厚切りベーコンなりソーセージなり入れたら美味しいんじゃない?

かなり脱線してしまったけれど、要するに昔は無茶で自由な食生活でよくささくれできてたけど、自発的にせよ外的要因にせよ、人は自分を顧みて変われるという一例でした。(こんな締めで良いのか…)

最近ようやく生活のリズムがつかめてきて、日曜日の午後にバババッとつくって平日はコメを炊くのと作りおきを温めるだけの生活です。

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ふと思い立ってnoteに登録してみました。読者歴もほとんどありません。
文体や語尾が安定しなかったりリズムが安定しなかったりで公開するのは恥ずかしいレベルですが、ランニングや筋トレと同じだと思って続けていければと思います。

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4/18追記

途中の野菜の食べ方のところはどこかで読んだキムチ鍋とか蒸し野菜のブログの方に非常に影響を受けています。もしどなたがが似ているな、と思ったとしたらそれはそのとおりです。

せっかくなので探しました。


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