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Learning Bar #1大人の「学び」とは

あなたは「学ぶ」というと何を思い浮かべるだろうか?
大学受験や試験勉強のような知識の詰め込み、あるいはセミナーなどでスキルや情報を受動的に頭に入れることだろうか。
大多数の方が、「学ぶ」というと時間と労力をかけて新しい知識をインプットすることを連想するのではないかと思う。そしてそこにあるイメージは、パワーが必要、大変、「~ねばならない」といったネガティブな傾向にあるように思う。

だが人の本質的な「学び」はもっとシンプルで身近に落ちているものであるはず。
突き詰めてしまえば「学び」=「気づき」なのだ。
人は新しい発見つまり気づきが脳に起きた時に学習する。
「なるほど!」「知らなかった!」という感覚が学びのきっかけになる。

例えば、ロボットエンジニアに、ロボット開発の最前線を聞いたり
ウイスキーに詳しい人に、ウイスキーの奥深さを教えてもらったり

そんな小さなことでも、あなたは学びのヒントを得ている。
子どもの頃には、毎日が新しいことだらけで、その中で学び、成長してきたはず。あなたが今日、「なるほど!」と思ったことは何があったか、思い返してみてほしい。

「学び」を起こす環境を持つ

人が生きる一生が長くなり、大人になっても学び続けることの必要性が問われるいま、そういったきっかけをどれだけ日常に持てるかが成長のカギとなる。

そんな身近でカギをくれるひとつの場が、大阪の曽根崎の「Learning Bar CF 曽根崎」。私が企画運営に携わっている、会員制の学べるBar(場)である。

「ラーニングバー」という言葉を聞いたことがある人も多いかもしれないが、元々は、大人の学びの領域で著名な中原淳氏(現・立教大学教授)により開催されていた、大人に学びの機会を提供する企画である。

2017年4月にそのコンセプトを元に、大人の学びと交流の場としてオープンしたのが「Learning Bar CF 曽根崎」。会員が気軽に立ち寄り、様々なバックグラウンドの他の会員と出会い語ることができる場であり、週に一度程度「ラーニング・クラス」というワークショップを開催している。

このワークショップは、会員自らがディレクター(講師役)となり行われる。それぞれの専門・趣味関心分野からテーマを持ち込むため、テーマは多岐に渡る。
組織開発や心理学といったアカデミックな要素が多いもの、
山登りや小悪魔力、ウイスキーといった趣味要素の強いもの、
パートナーシップやキャリアについてなど内省を促されるもの

運営側として、毎回違った世界を覗くことができ、つくづくオイシイ仕事だなと思う。もちろん自分が関心のあるテーマのクラスに参加しても楽しいのだが、あまり普段気にしないこと、関心が低いテーマに参加すると、意外と新たな発見がある。

なぜ大人の「学び」が必要か

社会人になると、会社と家が生活の中心になり、知らず知らずのうちに自分の生きている世界が狭くなりがちだ。経験を積むからこそ、その中で得てきたものを(自分にとっての)常識として枠をつくってしまう。私自身は、大人が「学ぶ」べき理由はそこにあると思っている。クラスへの参加者の様子を見ていても、一歩、枠から出てみて、知らないものに触れる→気づく、というプロセスが大切だと感じる。

実は、気づくというインプットだけでなく、その後のアウトプットが学びの効果を高めるために肝心なプロセスなのだが、「ラーニング・クラス」はディレクターはもちろん、参加者にもアウトプットを行わせる設計をしている。どのような仕組みなのか、「ラーニング・クラス」でどんな学びがあるか、次のnoteで触れていこうと思う。

ちなみに、先日9月13日に東京で「ラーニング・クラス」が初開催された。
第一回から、定員以上の申し込みをいただき、大阪店舗の2倍以上の規模でのクラスとなった。

定期的な開催を期待する声もあり、第二回を10月26日(金)に予定している。(要事前申し込み)

詳細情報、テーマ、申込ページはLearing Bar CF 曽根崎のHP、Facebookにて随時更新中。
Learning Bar CF 曽根崎 HP:https://www.learningbar.club
Facebook:https://www.facebook.com/LearningBarCF/

「多拠点生活」×「パッチワークキャリア」を軸に、自分のパフォーマンスが高まる場所で生活し、自分の専門性や持ち味を活かした仕事・活動を組み合わせキャリアを築くライフスタイルを模索中。大阪にて大人の学びのサードプレイス「Leaning Bar CF曽根崎」企画運営。趣味はウイスキー。