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『スターになった少女(完結編)vol.3』

私の高校の同級生
煌めく1番星Oさんの話
いかがだったでしょうか?


ただひたすらに
ミュージカルスターという夢に
向き合った真っ直ぐな人生でした。
良かったら読んでください。

実は、
彼女が亡くなって20年後に
彼女と親交のあった先生から
Oさんの20年目のご命日(8月26日)
お墓に行かないかと誘われました。


一つ返事でオッケー。
1年2組の同級生たち、
Oさんのご両親も共にきて頂けることになった。


当日、
私たちが車に乗ってお墓に着くと
ご両親は迎えてくださった。
Oさんのお墓まで案内してもらった。
まだまだ暑いが
全く気にされていない。


ピカピカに磨き上げられた墓石は
20年間欠かさず磨かれたことを
物語っていた。


私たちは
それぞれの思いを込めて手を合わせた。


その後、
自宅に招かれて
御仏壇に手を合わせ
スイカと飲み物をいただきながら
Oさん出演の
劇団四季ミュージカルDVDを
見せてもらいました。
映像の中のOさんの楽しそうなことよ。

お母さんは

『この場面は・・・』
『この衣装を気に入っていたのよ』
『この人のことを気に入っていたみたいよ』



と細かく説明していただいた。
イキイキ話される姿が印象的でした。
Oさんの写真に囲まれた部屋で
写真や小物を見せてもらった。


ご両親が知らない
学校でのOさんの話を交代で話すと、
ご両親は時に泣き、
又、満面の笑みで
嬉しそうに聞かれていました。


Oさんの祖母は

『しっかり話をしてあげようね、
それが1番の供養になるから』

と言われていたそうです。
その言葉通りに語り尽くしました。


1人1人玄関まで送ってもらい
私たちは家を出ました。


いつまでも笑顔で見送る
ご両親の横にはOさんがいて

『ありがとう。
   ありがとう』


と言っているように思えたのです。


Oさんが
大好きなご両親を
笑顔にして喜ばせたい気持ちが
私たちを引き合わせて
家に連れてきてもらった気がしました。


その後、
丁重なる御礼状を
お母さんから頂いた。
その文章はまるで
Oさんからの御礼の言葉でした。


人は亡くなったら終わりではなく
亡くなってからも
繋がる世界があると思わされたのです。


私、
もう涙で前が見えんとです。
これ以上書けんとです。
アークンです。
アークンです。

最後はたまらず、
ヒロシ風に書きましたが
あらためて、
Oさんの偉大さに気づきました。


19歳という若さで
亡くなられましたが
その人生は100歳生きた方にも
負けない生き方でした。
私たちの心には今も
ずっとOさんは生き続けています。
そして、いつまでも
ご両親を支え続けているのでしょう!


写真は
まるでヒマワリが踊っているように
見えたので使用させてもらいました。
ありがとうございます♪

#66日ライラン
34日目


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