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食べ歩き&旅行記

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関西を中心に食べ歩いた日記、国内&イタリア以外の旅行記
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2022年6月の記事一覧

アンコール遺跡群 ⑫ アンコールワット・第一回廊の数々のレリーフ

アンコール遺跡群 ⑫ アンコールワット・第一回廊の数々のレリーフ

<旅行記(2011年ベトナム&カンボジア)no,37>

アンコール・ワット内にも数々のレリーフ(浮き彫り)が残っています。
これらは、いわゆる「絵解き」でもあり、イタリアの教会や歴史的な建築物に描かれたフレスコ画と同じようなものです。

それぞれに物語があり、ガイドさんの話を聞きながら、見ていきました。

スタートは、「ラーマーヤナ物語」。
ラーマ王子と魔王ラーヴァナの戦いのお話です。

天地創

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アンコール遺跡群 ⑪ 優しく微笑むヴィシュヌ神像

アンコール遺跡群 ⑪ 優しく微笑むヴィシュヌ神像

<旅行記(2011年ベトナム&カンボジア)no,36>

世界遺産でもあるアンコール・ワット。
王都(アンコール)の寺院(ワット)という意味で、クメール建築の傑作とも言われています。

ヒンドゥー教の三大神ヴィシュヌ神に捧げるために造られ、
東西約1.5km、南北約1.3kmの濠に囲まれた壮大な寺院でもあります。

西向きに建てられた寺院は、西が正門。
西参道を歩いて向かいます。

この参道は、日

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アンコール遺跡群 ⑩ 待望のアンコール・ワットへ

アンコール遺跡群 ⑩ 待望のアンコール・ワットへ

<旅行記(2011年ベトナム&カンボジア)no,35>

昼食を終えて、いよいよ、アンコール・ワット(Anghor Wat)へ。
西参道から、向かいます。

そして、参道から、少しそれた場所に、ガイドさんお薦めの写真撮影ベスト・スポットがありました。

5つの塔も、全て見えて、そして、聖池に映る「逆さアンコールワット」。
その佇まいは、凛としていて美しく、その壮大さも魅力的で、心惹かれます。
風が

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大人気!マイスター工房 八千代(兵庫県多可郡)の「天船・巻きずし」

大人気!マイスター工房 八千代(兵庫県多可郡)の「天船・巻きずし」

兵庫県多可郡多可町にある一軒の食品店「マイスター工房 八千代」。
こちらの名物と言えば「天船・巻きずし」で、連日行列ができ、以前から、テレビや雑誌で取り上げられていました。

ここ数年は、コロナ感染防止の為、予約販売が中止。
当日販売分のみで、300本程しか作られていないそうですが、それ以前は、予約販売を含めて、一日1,500~2,000本、節分の時には、その10倍、約18,000本程売り上げてい

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大好きなフレンチレストランで、初夏のランチを頂く

大好きなフレンチレストランで、初夏のランチを頂く

どんよりとした梅雨の空が続き、湿度が高く、ジメジメとした鬱陶しい毎日。
こんな時こそ、エネルギーチャージと思い、大好きな、ご近所フレンチレストランで、初夏のお料理を頂いてきました。

いつもながら、繊細で優しい味わいの料理は、梅雨疲れの身体に沁み渡り、
気持ちも朗らかにしてくれます。

まずは、前菜からスタートです。

前菜の盛り合わせ(中央から時計回りに)
そら豆のジュレ(中央)、魚のテリーヌ(

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バイキング式・ランチでひと休み ☆ まだまだ、アンコール遺跡群・見学中

バイキング式・ランチでひと休み ☆ まだまだ、アンコール遺跡群・見学中

<旅行記(2011年ベトナム&カンボジア)no,34>

アンコール遺跡群・見学も、折り返し。
現地ガイドさんを依頼をする時に、「昼食付」の見学コースを、お願いしたので、指定のバイキング式レストランで、お昼を食べる事になりました。

外国人観光客向けで、かなり大きいレストランです。
私が入店した時には、もう既に、いくつかの団体のお客様が、食事をされていました。

多くのカンボジア料理が並んでいて、

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アンコール遺跡群 ⑨ 削りとられたレリーフ(彫刻)

アンコール遺跡群 ⑨ 削りとられたレリーフ(彫刻)

<旅行記(2011年ベトナム&カンボジア)no,33>

クメール王朝の繁栄の跡を、見ることができるアンコール遺跡群ですが、
現地ガイドさんが、もうひとつ見て、覚えておいて欲しい事があると言われ、
案内してもらった場所がありました。

それは、削り取られてしまった、壊されてしまったレリーフ(彫刻)の跡です。

遺跡群は、元々、仏教寺院として建てられたものが多いのですが、
途中、ヒンドゥー教の支配が

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アンコール遺跡群 ⑧ ガジュマルの根の間から顔を出す、神秘的なデバター像

アンコール遺跡群 ⑧ ガジュマルの根の間から顔を出す、神秘的なデバター像

<旅行記(2011年ベトナム&カンボジア)no,32>

タ・プローム寺院内を覆い尽くすように根を張るスポアン(ガジュマル)の生命力には、度肝を抜かれてばかり。
その迫力に圧倒され、どこを見たら良いのか分からずに、キョロキョロしてしいいると、同行していた現地ガイドさんが、流暢な日本語で、ひとつずつ、説明をしてくれました。

その中でも、神秘的で、驚いたのが、こちらです。

樹の根の間から、なにか見

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アンコール遺跡群 ⑦ ガジュマルが根を張り巡らすタ・プローム寺院

アンコール遺跡群 ⑦ ガジュマルが根を張り巡らすタ・プローム寺院

<旅行記(2011年ベトナム&カンボジア)no,31>

タ・プローム寺院(Ta Prohm)。
アンコール遺跡群の中でも、人気のある遺跡のひとつで、12世紀後半に、
仏教寺院として建立されました。

のちにヒンドゥー教寺院に改修され、また15世紀中頃、クメール王朝が崩壊後、1860年に再発見されるまでは、手付かずのまま放置されていました。

数奇な運命を経てきたこの寺院は、発見当時のままの状態で

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アンコール遺跡群 ⑥ 和名は「ガジュマル」、スポアンが生い茂るタ・プローム寺院へ

アンコール遺跡群 ⑥ 和名は「ガジュマル」、スポアンが生い茂るタ・プローム寺院へ

<旅行記(2011年ベトナム&カンボジア)no.30>

広大なアンコール・トム(Angkor Thom)を見学した後、今度は、西へ。
2ヵ所目の遺跡、タ・プローム寺院(Ta Prohm)に向かいます。

巨木の根が、寺院を覆い包むように、張り巡らされている迫力ある遺跡。
その巨木の正体が、こちらです。

スポアン(Spung)、和名は「ガジュマル(榕樹)」です。
見上げてみると…。

うん、大き

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アンコール遺跡群 ⑤ 広大なアンコール・トム内を散策

アンコール遺跡群 ⑤ 広大なアンコール・トム内を散策

<旅行記(2011年ベトナム&カンボジア)no.29>

アンコール・トムの中心にあるバイヨン寺院(Bayon)を見学後、寺院の北側に広がる、いくつかの名所も、案内してもらいました。

まずは、バプーオン遺跡。

アンコール・トム建設の初期、11世紀中頃に造られたピラミッド型寺院で、
地面よりも一段上がった空中参道(写真・右下の石橋)があり、当時は、地上と天界との架け橋としての意味、役割があったと

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アンコール遺跡群 ③ バイヨン寺院内の美しいレリーフ、そして、デバター像

アンコール遺跡群 ③ バイヨン寺院内の美しいレリーフ、そして、デバター像

<旅行記(2011年ベトナム&カンボジア)no.27>

アンコール・トムの中心にあるバイヨン寺院(Bayon)。
ジャヤバルマン7世が、戦争に勝利した記念として、12世紀末に造られ、
「美しい塔」という意味のバイヨン内には、観世音菩薩を彫り込んだ多くの塔があり、古代インドの宇宙観を具現化したものとも、言われています。

バイヨン内の第一回廊には、12世紀、チャンパ軍と戦うクメール軍の行進から、日

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