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【レストラン情報】老舗トリエステ料理店

<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.78>

トリエステ(Trieste)を訪れたら、このレストランに行かなくちゃ!っと、
ウンベルト・サバ書店のオーナーさんから、お勧め頂いたレストラン。
1865年創業の、肉料理&チーズ料理などを出されるお店です。

トリエステ中心街から離れているので、タクシー、又はバスで向かいます。
私は、レストラン方面行のバスに乗って、運転手さんに「店名」を伝え、
最寄りの停留所で、下ろして頂きました。
バス停から、少し歩いて、到着です。

サバ書店のオーナーさんが電話で予約して下さっていたので、名前を告げると、すぐ分かって頂き、夕陽が差すテラス席へ案内して頂きました。

初めてのレストランでは、いつもお勧めを頂く事にしています。
今回も、アドバイスをもらい、お料理を注文しました。

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地元のチーズ・モンタズイーオの前菜
(Antipasto di formaggio , Montasio)

とろ~んっと溶けたチーズに、軽く火を入れた生ハムが添えてあります。
濃厚なチーズが、美味。

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チーズのクレープ
(Crespella di formaggi)

これ、パスタ料理のカテゴリー・プリモピアット(Primo Piatto)なのです。
チーズ味のクレープを焼いて、チーズのソースをかけています。
チーズ好きには堪らない、チーズ on チーズ。

何回、チーズって言ってるんでしょう、私…。

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仔牛のスネ肉のロースト
(Stinco di vitello)

実際に、ローストしたスネ肉一本を見せて下さり、そこからスライス。
お皿に盛りつけて下さいました。

この仔牛、本当に、とろけるように美味しかったです。

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苺とバニラのセミフレッド
(Semifreddo di fragole e vaniglia)

セミフレッドは、「セミ(半分)+フレッド(冷たい)」と言う意味の、
シャリシャリした、イタリア定番のアイスクリーム。
このお店のセミフレッドは、とてもキメが細かく、口溶けが良かったです。

大満足の夕食でした。

地元の方々に愛されて、約150年、さすがの味わい。

イタリア最北東にあるフリウリ=ヴェネッツィア・ジューリア州の州都・
トリエステ。
メニューに、魚料理がなかったことにも驚きましたが、
同じ、「未回収のイタリア」と呼ばれたドロミテのお料理とも違い、とても面白くて、新鮮でした。

本当に、各地域によって、料理の違い、食文化の違いがあるイタリア。
訪れる度に、その事を肌で感じることができ、私にとって、現地に足を運んで、その地域の空気を吸い、料理・文化を感じる事が、本当に勉強になるのです。

この経験を、積み重ねてきた今。
皆さまに少しでも「イタリア」を感じて頂けるよう、お伝えしていきたいと思っています。

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