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コロコロ意見を変えるのはいけないことなのか?【目的と手段について】

「あの上司、この前は○○って言っていたのに、言うことが変わっているよ。いつもコロコロと意見を変えやがって!」

タヌ吉

こんにちはアルゴです。
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施設長やリーダーが言っていたことが変わるというのはよくあるものです。そのたびに部下は振り回されますし、

「(-_-;)何だよ、せっかくここまでイベントの計画をすすめていたのに」
 とブルーな気持ちにもなります。

しかし、意見ややることが変わる・・・というのは、本当にすべて悪いことなのでしょうか?

今回の記事では、
何か目的や目標にむかって行く時に、手段は変わっても良いということを、以下のポイントに沿ってお話します。
・変えてはいけないもの、変えるべきもの
・行動や手段を変える際の注意点

アルゴ

手段や行動は変わってもいい。というか、状況に応じて変わるのが当たり前。

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わたしはユニットリーダーをしていますが、ユニットをひとつの船にたとえます。

船長はユニットリーダー1名、船員は介護職員9名としましょう。
船は目的地(日本からヨーロッパとしましょう)にむかって歩みを続けます。

順調に目的地にむかっている途中に大きな氷山があったとします。
この時、船員である介護職員9名は、氷山という船を沈没・崩壊しかねない大きな障害物に気づかず、
「(*´∀`*)そのまままっすぐ行きましょう!」
と言ったとします。

しかし船長であるユニットリーダーは、遠くに見える影が氷山であると確信しています。そこで、みんなの意見や行動を尊重した結果まっすぐすすんだら船が崩壊することが予測されます。

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だからユニットリーダーは、他の9人がまっすぐといっても、自分ひとりは大きく舵を切らなければならないのです。


管理職というのはいうまでもなく、チームが良い方向にむかっていくための舵切りをしなければなりません。

会議で意見を多数決で決定するというリーダーはあまり好ましくありません。
「このまままっすぐ行く」という現状維持な意見が多数だとしても、リーダーは的確に物事を判断し、物事がまずい方向に行くのなら、ハンドルを切らなければなりません。

わたし自身これまで管理職、相談員という中間的な立場にいることが多かったですが、自分より上の施設長や課長などが意見を変えることはザラです。

ですが、その状況判断は船を崩壊させないためのものであったと今では理解することができます。

目的と手段をハッキリさせよう

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さきほどの例でお話しますと、船は日本から目的地であるヨーロッパにむかって歩みを続けていたわけです。

氷山を見つけていない船員も、氷山というリスクに気づいて舵を切ろうとしている船長も、結局はヨーロッパという目的という意味では同じ認識をもっています。

このヨーロッパという目的が、介護施設でいえば「理念」にあたるものですね。
ようは、なんのために介護するの?っていうことだと思います。

介護施設だけじゃなく一般企業にもいえることですが、この理念が明確になっていることが重要で、ここだけはゼッタイ見失ったり変えたりしてはいけません。ハンドルを切るのは、理念にむかうルートを変更するときだけです。

月に行くのにはロケットが必要なのに、ひたすらチャリンコを整備、改造し続けても永遠に行くことはできません。
月に行くにはチャリンコをすてて、ロケットに乗る必要があるのです。

理念という目的にむかうために、間違ったことを一生懸命やっていも遠回りどころか、いつまでたっても目的にたどり着かないことがあります。

目的は変えない。
でも、目的にむかうルートは正しいものか、見極めていく

これが大切です。なにもこうしたルート変更はリーダーだけじゃなく、部下の立場であっても疑問があれば、積極的に上に意見を投げかけていくべきです。




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