選択肢を示す
何かしらの提案をする際、提案が一つに限られてしまうと、
相手が検討・選択しにくく、却下される確率も高まります
複数の選択肢を示すことで、相手が検討・選択しやすくなる他、
却下されにくくなります
✉️
原文
商品パッケージのデザインの件ですが、X社にお願いする形でよろしいですか
Aさんのご意見をお聞かせください
改善文
商品パッケージのデザインの件ですが、「X社にお願いする」
「社内デザイナーのZさんを起用する」「クリエイティブ系のブラットフォームを使ってコンペ形式で行う」などの選択肢がございます
Aさんのご意見をお聞かせください
Aさんが意見を言いやすいのは、おそらく原文よりも改善ぶんの方でしょう
原文の場合、万が一、Aさんが「X社はやめておこう」と判断したら、改めて策を練り直さなければいけません
そもそも、比較対象がないため、Aさんも判断しにくいはずです
改善文は、3つの選択肢を比較検討することができないため、判断しやすくなります
場合によっては、「Z社にロゴだけ作らせた上で、X社にパッケージをお願いしよう」のような折衷案が生まれるかもしれません
選択肢が多いと、判断しやすく、仕事の可能性も広がっていくのです
もう一例、見てみましょう
原文
懇親会の会場ですが、駅前のイタリアン「⭕️⭕️⭕️⭕️」でいかがでしょうか
1名4,000円/2H/飲み放題/半個室(など詳細)
改善文
懇親会の会場ですが、条件を踏まえて、以下3店をピックアップしました
ご確認のほどお願いいたします
⭐️イタリアン「⭕️⭕️⭕️⭕️」(新橋駅徒歩2分)
⇨1名4,000円/2H/飲み放題/半個室(など、以下詳細)n
⭐️九州居酒屋「🔸🔸🔸🔸」(新橋駅徒歩4分)
⇨1名4,500円/2H/飲み放題/完全個室(など、以下詳細)
⭐️スペインパル「🟥」(新橋駅徒歩6分)
⇨1名5,500円/3H/飲み放題/貸切(など、以下詳細)
お店を一つだけ提案した原文の場合、比較する対象がないため、感覚的に判断するしかありません
一方、3つの選択肢を示した改善文であれば、比較検討できる(それぞれの特徴がはっきりする)ため、判断しやすくなります
なお、選択は多すぎても選びにくいものです
ビジネスシーンでは3〜5つを目安にしましょう
読む人が選びやすくなります
メールなども同じです
お客様へのプランやメニューを複数用意することで、購入や成約の確率が
高まります
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?