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欧米でくしゃみをすると…

欧米では、くしゃみをした人に、
「神の祝福あれ」という意味の言葉を言う。
友人、知り合いのみではなく、
公共の場で、見知らぬ人がくしゃみをしても、
言ってあげるのが礼儀というか、親切らしい。

実際、アメリカで
1人で電車に乗っていた時にくしゃみをしたら、
前に立っていた人がバッと振り向いた。
ドキッとしたが、にっこり笑いながら、
“Bless you!(神の祝福あれ)”
と言ってくれたので、
こちらも笑顔で、“Thank you!”と答えた。

「神の祝福あれ」
というようになった由来は、昔、
ヨーロッパで疫病、ペストが猛威を振るった時、
この病気から回復することは
ほとんどなかったそうで、
くしゃみをすると、
ペストの前兆と思われたかららしい。
だから近いうちに死亡すると
考えられていたらしく、
くしゃみをした人に
“God bless you
(神のご加護がありますように)”
と言ったのが始まりだそう。
そして、言われた人は
「ありがとう」とお礼を言う。

フランスにいた時も、くしゃみをすると、
みんな同じ意味のことを
フランス語で言ってくれた。
逆に、フランス人に、
「日本人は、くしゃみをした人に何て言うの?」
と聞かれ
「別に何も言わないよ。
 しいて言えば“大丈夫?”とか、
 “寒い?”とかかなぁ…?
 風邪の始まりかもしれないから」
と答えると、すごくびっくりしていた。

でもコロナが流行りだしてからは
どうなんだろう。
それ以降はアメリカにも
ヨーロッパにも行っていないが、
にこやかに“Bless you!”なんて
言っている余裕はあったのだろうか?
それまでの習慣から一転して、
イヤ~な顔で見られたり
避けられたりしたのだろうか?

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