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【詩】私だけが知っているキミのこと

いつもは無口なキミが
私だけにはいろいろ話してくれること
私の誇りだった

私にくれた花の名前も
宝石の名前も知らないキミ

手紙の最後に
「愛してる」と書けずに
「AISHITERU」と書いた時の
緊張した横顔
想像すると少しおかしい

だけど私にはわかる
キミの瞳の動きや輝きが
言葉の代わりに
キミの気持ちを語ること

それを知っているのは
私だけだったってことも

キミは今も無口なままなのかな
それとも目を輝かせて話す人を見つけたのかな
あの頃の私のような人を

©2023 alice hanasaki

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