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(ネタバレ注意)ハイキュー!!と私の手紙

東京に行って高校の先輩とご飯をご一緒してきた。
そしたらその場のノリでハイキューの映画を見に行くことになり、それ以来ハイキュー熱が再来している。

もともと物語として本当に好きな作品で、その上映画の演出では「意味が集約していく様」が強調されているように感じて、2度目だったのに泣いてしまった。
烏野と音駒、研磨と黒尾、研磨と翔陽、黒尾と月島、西谷と夜久さん、たくさんの関係性や思い出がすべてそのためにあったかのようなクライマックスで言葉を失った。
あとオレンジの歌詞もその点で本当に素敵だと思う。


本当に良いなと思う。
それで引っ越しをするにあたって実家からハイキュー全巻を持ってきてもらい、見返していた。
チームや登場人物の価値観が裸になっていくのが、毎試合、作品全体を通じて好きで、どのキャラも掘り甲斐があるのだけど、今考えていたのは武田先生についてだ。

鴎台戦を終え、最後のミーティングで選手から感謝を伝えられた時に、先生は「君たちを誇りに思う。君たちはこれからもなんでもできる。」と話した。
このセリフを見つめて、ひたすら生徒のためを考えて言葉を選べる点が非常に良いなと感じた。


相手のためを考えて言葉を選ぶことの難しさは、最近の焦点の一つである。
大切な人から手紙をもらった。
納得のいく返事を書こうとは思うのだけど、何を書きたいのか、何を書くべきかというのは悩めば悩むほどわからなくなっていく。
難しいね。

多分悩むというのは結果に満足するためのおまじないみたいなもので、悩む内容はさして重要ではないと思う。
というか考えると悩むは混同しがちなので気を付けたい。

武田先生のように相手のことを想って言葉をつづりたいと思う。
でも相手を想った行動がその人を喜ばせるとは限らない。
あくまで祈りというか、「こうなったらいいな」と謙虚に思いたいのだけど、気づいたら「こうなるだろう」と思っている可能性にびくびくしている。

それでも喜んでほしい。
〆切は4月3日の朝なので、計画的にね。

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