見出し画像

経営とは他人と共に事を成す

私自身も小さな会計事務所を経営していろいろな壁にぶつかります。まさに「経営に終わりはない」です。そもそも経営とは他人と一緒に目標に向かって進んでいく過程をいうものだと思います。自分ではない人と一緒にやるという事が前提となっています。家族経営の場合でもすべての社員が家族という事ではないと思います。そうすると経営はなかなか難しい。特に世代も違うとギャップも大きいので理解することが容易ではなくなる。
 今の日本の状況は衰退国家といえると思います。まさに衰退国家でのマネジメントが必要とされる時代です。私も含めて今の経営者はバブル後に経営者になった方が多いと思います。まだ衰退国家とまでは言い切れない時代であったと思います。ただ、現状は30年以上GDPも成長せずに衰退を受け入れなければならない状況です。
 このような日本の状況は経営者にとって共通です。この中で他社よりも良い会社にしなければなりません。
 良い会社とは
(1)潰れなさそうな会社。財務体質も含めて強固な会社が良い会社であると思います。
(2)研修体制がきっちりしている会社。新人がスムーズに成長できそうだからです。
(3)チャレンジできそうな会社。新事業などチャレンジできそうな会社は魅力的です。
(4)良い場所にある会社。場所は会社勤めの一つのステータスです。(5)給料が良い会社。当たり前でしょう。
 これらの会社を従業員とともに作っていくのがいわゆる経営だと思います。衰退国家の中でこれを実行するのは容易なことではありません。難易度が上がっていると思います。この流れが続くと少数のとても優秀な方は大変恵まれた形となり、それ以外はかなり生活面も厳しくなる国になりそうです。普通の若者は普通でない厳しい人生を送らなければならなくなりそうです。
 とは言いましても相対的な問題でアジアの底辺の国になるわけではなく今までの日本ではないという事です
 表題のように経営とは他人と一緒に事をなす事だと思います。同じ船に乗っていますので同じ船に乗っているみんなが少なくともいい会社だと思えるものでなければなりません。衰退国家である以上今まで以上にマネジメント能力が要求されることは間違いありません。
 ただ、みんな後ろ向きになりやすいのでチャンスでもあります。今まで以上に抜きん出やすい国家になると思います。私はむしろチャンスの面が大きいと感じています。

 経営者の皆さんはどう思われますか?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?