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日々是雑感2022/11/18

もうすぐ社会復帰になる自分にとって、財務諸表とかKPIとか聞いて少しは慣れたもの、やっぱり前職が如何に話にならないほどイラっとする会社だったか、今のうちに出せる悪態は出しておきたい。

その会社は今の基準で見るともうすぐ20年の会社である。営業「だけ」はすごく勢いがある。自分がいるうちに突然財務諸表とかKPIとか言い出してきた。あの時は退職という手段で逃げてよかった。なぜなら、あの時は財務諸表とかKPIとかを掲げる以前の問題があったからだ。

数字で表せない点や現場での問題噴出が止まない会社だった故、現場は現場任せの会社、場合によっては責任は現場に押し付け、なんてこともしばしばあったからだ。

あの会社にとって1番の問題点は、現場商材の理解が全くないこと、知識ない状態でサービスの販売を行なっていたことに尽きるのだ。早い話が行き当たりばったりである。特に現場スタッフはその煽りをもろに受けるのでいつも呆れていたのを思い出す。

人材は会社や組織の根幹であると考えていた自分にとって、不十分な体制、不十分なフォローも散見されたが、それ以上に人員の考え方・品質の考え方に脆弱性を感じたのだ。

例え数字上ではいいように見えても、実際はすごく疲弊しているのでは本末転倒どころではない。もはや末期症状なのだ。出血を止めるどころか、出血が続きアタオタしてしまうのはわかっていた。

あと、入社当時から本社の上司はすごく嫌な感じがしていた。後で聞いた話だが、創立当時の社員をいじめて退職に追い込んだとか、タバコ時間が長くて捕まらないなど、今でも思い出すだけで腹が立ってしまうようなことが続いたのだ。

あの会社に居続けたら、あの環境に居続けていたら自害していたのかもしれない。たまたま西八王子の線路に飛び込まなかったのは、本当に何かの偶然だろうか、亡くなった祖父母の声が聞こえた気がしたのだ。あれは幸運だったのかもしれない。

さらに幸運だったのは本社デスクワーカーより現場スタッフの経験や助言がすごく役に立ったことである。これだけは本当に自分にとって役に立ったし、彼らなしで会社は回らないことである。本社デスクワーカーには現場経験が明らかに足りないのである。

あの会社から退職してもうすぐ2年になる。財務諸表云々は気にはしているが、あの会社にしてみれば上場がゴールらしいので、あの職場環境では財務云々言っている場合ではないと思っていた。上司に契約社員降格打診もあったが、あの上司の元では働きたくない思いも強かったからそれを断って退職届を出した。それでよかったと今でも強く思う。

だから殺伐とした職場環境から離れてからというもの、やっと仕事を見つけた時は安心感が半端ない。

安住とはいえないが、新しい知見を得ることもでき、挑戦できる環境である。

後2週間ちょっとで、社会復帰である。その時はどう自分を祝おうか。

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