昔から桜が異常に好きなんだが、なぜなんだろう…と考えてみる

あ今回、ちょっとマニアックなトピックも含まれます
適当に飛ばしてください

桜が日本人的に特別な花だということは知識としてわかるけど、そういうことでもないんだよね
でも「桜」「さくら」ってワードに反応してる感はある

例えば、
スイーツ系はあまり食べないのに、桜餅だけはシーズン中10回は食う
道明寺・長命寺どちらも愛してるが、つぶあんはダメ、許せない
いや別につぶあんが嫌いということではない
他の和菓子はむしろつぶあんの方が好きなことが多いのに、こういうこだわりを持つのは桜餅だけかもしれない

カツオなど、ちょっとクセの強い刺し身の薬味として、桜の葉の塩漬けが良いね
艶やかすぎて人を選ぶと思うけど、食事なんて自分が幸せならそれでいい
その他の桜系の菓子にはハズレしかない印象だが、オススメがあったらぜひご教示を

格ゲーのストリートファイターシリーズでは、基本として抑えておくべきリュウ・ケンは使わないのに、同系統の「さくら」は使う
春に麗らかな「春麗」もさくらのことかなと思って使う
ほか、二次元キャラで「さくら」が居たらとりあえず擦っとく

カラオケでは、さくらを歌う歌は結構おさえてる
コブクロ、直太朗、ヒュルリラ、お七、福山、宇多田、檄!帝国華撃団、辺りの有名な曲ばっかだけど
唱歌「さくらさくら」からの伝統、「さくら」は2回繰り返して歌うのが美しくエモい、異論は認めたくない

馬は、サクラチトセオーの天皇賞秋を府中にまで見に行ったが、結局人しか見えなかったので、それ以来G1には行ってない
馬突猛進バクシンオーこそ最強スプリンター、宮杯がもっと早くG1だったら…異論はあるのカナロア？
三冠馬ブライアン、変幻自在トップガン、みたいな名馬たちと堂々渡り合った、サクラの馬にしては正統派ストロングスタイルなローレル
良血ケイザンオーには期待してたのに…
ああ懐かしい
東京を離れた時に競馬やめたんで、最近の馬はアニメウマ娘に出てきた馬くらいしか知らない

で、最大級のさくらの思い出
大学の頃お付き合いしていた人が、桜の花の下で立ち止まってしばらく眺めててたことがあった
その頃の私といえば、風情を解さぬクソガキだったので、ああ桜ね春だなあ、くらいにしか思わなかった
そして立ち去り際に、
「じゃあね、バイバイ」
とか言っちゃってるんですよ、桜の木に

風景も人の心もただのバックグラウンドくらいにしか思ってなかった当時のアホガキな私の目には、イタい娘に写ってしまった

が、次に発せられた
「あと何回見られるのかな…」
って言葉が、今なお刺さり続けるひと言になった

一期一会とか諸行無常とか言うけど、人の一生で桜を100シーズン見られることはまあないし、それは別に桜に限ったことじゃなくて、明日・一年後が来ることは当然じゃない
さくらを見られる回数って、実はそんなに多くないんだよなあ、と初めて理解した体験だった

それ以来花見は必ずやるようになった
この娘と毎春ここに来ようと、まあ結局別れたんだけどさ
それもまた縁
気づかせてくれてありがとうと言いたい

花より団子で良いのですよ、幸せなら
大小さまざまな幸福をひとつずつ集めて積み重ねるのが人生の目的
今は妻と、花見とか花火とか、年一イベは欠かさないようにしてる

桜の花が咲く頃はいつも思い出すんだよね
ホントに残り回数気になりだしたし