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ミモザ割

春の陽気に誘われて、気になる企画展をやっていたのでDIC川村記念美術館へひとっ走りしてきました。
千葉県佐倉にあるこの美術館は、庭園も素晴らしく、常設展示作品もなかなかの作品が展示されてるので、近代美術館ファンにはとても気に入られてる美術館です。
茅ヶ崎からでも車で2時間もあれば余裕で着くくらいの距離感なので、春のお出かけにはちょうどいいかなとね。笑

さて、その企画展。
ずっと気になってて観に行きたかった展覧会。
「芸術家たちの南仏」展。

マティスの「ミモザ」をメインに使った展覧会ポスターのビジュアルも素晴らしいですよね。

ジャン・アルプ
ハンス・ベルメール
ピエール・ボナール
マルク・シャガール
アンドレ・ドラン
ラウル・デュフィ
マックス・エルンスト
フェルナン・レジェ
キスリング
ポール・セザンヌ
アンリ・マティス
パブロ・ピカソ
ヴォルス など約25作家の作品およそ100点を通してご紹介するいわば「アート・オブ・ザ・南仏」展なんですね。

錚々たる芸術家たちがその才能を遺憾無く発揮し、創作活動を謳歌していた南仏。
20世紀において芸術が展開した場として、その地での芸術家同士の交流や、その地で生まれ育まれた表現や技法について丁寧に解説してくれています。

南仏という土地に対する特別なイメージやフィーリングは、遠く離れた日本ではまた独自の進化を遂げていると言ってもいいかもしれません。
90年代初頭にはエコやロハスやスローライフという概念のイメージが流行った延長上で南仏ブームなども起こり、その土地に行ったこともない人たちでさえ、今ではその当時を知る大人たちはすでに懐かしささえ溢れる年季の入った南仏像をしっかりとDNAに刻んでいるような感じです。

しかし、それらは、映画や小説などでもたくさん語られてきた世界観ですし、僕らもよく知るマティスやピカソやシャガールたちが残した作品から生まれ伝わった価値観でもあると思います。
それらにたくさん接してきた日本人にとって、その芸術家たちの過ごした南仏という土地の特別な良質な善のイメージは絶大です。
今展覧会は、そんな日本人が大好きなマティスやピカソやシャガールと、日本人が大好きな南仏がテーマになった展覧会なのだから、マズイことになるはずもない盤石な企画展と言ってもいいのかも知れませんね。笑
いやはや。
とても見応えのある素晴らしい展覧会でしたよ。
行ってよかったと思いました。w

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美術館に行くと僕のお楽しみはミュージアムショップです。
その展覧会のアートグッズを物色するのが何より楽しいのです。w
今回もお気に入りのポストカードとバッジを購入しました。
また例のごとく海や夏を感じる作品をチョイスしてしまうのですけどもね。

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ところで今回の展覧会には特別オシャレな割引企画がありました。

「ミモザ割」と言って、今回の企画展のメインモチーフでも使われたマティスのミモザにちなんで、「ミモザイエローのお召し物(ミモザ柄、ミモザモチーフの小物でも可)でご来館の方は、ご本人様分の代金が200円引き」という割引企画で、3月限定で実施されています。

たかだか200円ですが、どうせ行くなら企画に乗って参加したいな、と思い、ミモザイエローのシューズでお伺いしましたら、「大丈夫ですよー」って割り引いてくださいました。笑

せっかくの春のイベントですから。w
楽しまないとね。w

みなさんも是非、黄色の何かを身につけて、
この素晴らしい展覧会へ足を運んでみてはどうでしょう??ww


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