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VCDって今もあんのかな?

二昔ほども前、中国でVCDをよく買った。

このVCDなるものは、音楽用と同じCDに映像が入っているやつで、DVDよりもはるかに安く買えたので、買いあさったのだった。
もちろん中国語なのだが、ほとんどのVCDには、中国語字幕がついていたので、そこまで身構えなくても気軽に観賞ができた。

ただ、このVCDなるものは、安いだけあって不良品もめちゃくちゃ多い。
感覚として、3分の1くらいは不良品だったんじゃないかと思う。
海賊版も多かったのではないだろうか?
というか、たぶん、当たった。
しかも日本から通販で買ったやつ。たぶん海賊版と思われる不良品で、長編ドラマのVCD何十枚かをすべてゴミにしたことがある。

そんなわけで、ゴミ覚悟で挑まなくてはならない商品なのだが、とにかく安いのは魅力であった。ゴミにしたくないなら、やはり高いやつ買った方がよく、DVDでは不良品に当たったことはないし、VCDでも少し高いやつは、大丈夫だった。

写真の一番手前のあるやつは、少し良いやつで、手塚治虫の「メトロポリス
」アニメの中国語版。そして、これの「さすが高級品!」と思った点は、ディスクの中にVCD再生用ソフトが入っていたところ。

まあ、普通のPCにはメディアプレーヤーとか入っているから、いらないっちゃいらないんだけど、そのままソフトをPCにコピーして使えるので、ときどき他のVCD再生の時にも使っている。メディアプレーヤーとか使うよりはエラー少ないと思う。

ところで、「メトロポリス」には中国語字幕もついているのだが、写真の残りふたつ「西游记」(六小龄童 主演)と「无间道」(「インファナルアフェア」)の方は、少数派の“字幕なし”VCDである。ほとんど聞き取れなくて残念だった。しかも「西游记」は、同作のVCDboxが何種類かあった中の一番高いやつだったんだよ。おかげで?不良品ではなかったけれど。

今もそんなに聞き取れる自信はないのだが、また見てみようかと思っている。

余談だが、当時めちゃくちゃ見たかった中国ドラマは金庸原作の「笑傲江湖」(李亚鹏 主演)だったのだが、テレビかけたら中国語字幕付きで普通に放送していた時は嬉しかった。もちろんVCDも買った。不良品でなくてよかった。

あと、VCDというやつは、副音声もできるようなのだが、それがすさまじかった。

「西游记」は続編も持っているのだが、香港の会社が出しているものを日本から買ったものだ。
広東語はまったくわからないので、北京語・普通話が入っているやつを選んではいるのだが、まあ、たしかに北京語は入っていた。が、広東語も同時に入っていた。

両方同時に再生されるので、すさまじく意味が解らなかった。(字幕は一応あった。繁体字の。)

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