私が考える「おしゃれっ」をお伝えできたら幸いです。
みなさん、「おしゃれ」ってなんですか?
言葉が足りないですね、皆様の思うおしゃれって定義ありますか?
改めて考えてみると、そこまで考えたことなかったぁーなんていう方も多いように思います。
調べてみると
おしゃれとは、服装や化粧など身なりを洗練したものにしようと気を配ること。美しく装うこと。また、そのような人。
おしゃれしてますか?
洗練、美しく装う。と言われたら、スッキリ、スタイリッシュ、クール。みたいなワードが似合いそうな気がします。
そうなってくると、ちょっと自分は自信が無いなぁーーと思う人もいるんじゃないのでしょうか。
身体的な老化もあって昔より自分の見た目に自信があるか?と言われたら無くなってきてません?
自分の容姿がクールですスタイリッシュです!なんて自信持って言える人はわずかだと思います。
現に私は20代より10キロ太っちゃってますし、だいぶ頭髪が寂しくなってきました。。。。
ちょっと写真撮られるのも気を使ってしまいます。
つまり自分に「おしゃれ」なんかしても仕方ないっというか。遠い世界でと思っている人も多いのでは?と思います。
今回、私たちが事業をつくるに当たって独自にヒアリングした調査(ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!)でも大半の方が「おしゃれ」に関心がないとお話してくれました。もちろんそもそも「服」に興味がないこともあると思うんですが。
「自分の容姿」に関心がない、からっていう理由もありました。
ま、もしかしたら少し「気恥ずかしい」みたいな感情もあるのかもしれないですね。オシャレって言うとキザとかそういうイメージもあるかもしれません。それは少し勿体無いかなーというのが僕の感想です。
私はもっとみなさんに「オシャレ」が身近な感覚として楽しんでもらいたいなーという思いがあります。「オシャレ」なんてものは色々な正解があっていいと思うのです。
けれど、オシャレの説明にもあった、美しく装う➡️「美しさ」と捉えてみたらどうでしょうか?
何を美しいと思うのか?
自分自身の美しさを「感じる心」そこにヒントがあるのだと思っています。そう人間のココロ・・・
ドーーーーン!!
フレンチファッション
少し話の視点を変えて、私の「オシャレ」はボンシックボンジャンルです。
私はこのBCBGをファッション哲学だと思っていて、私自信「上さんは何スタイル?」って聞かれたら僕はフレンチです。フレンチのBCBGです。と答えます。
服を着ることはもっと自由であっていいし、極端に言い方を変えればなんでもいいのです。
フレンチスタイルが勘違いしやすいのはアメカジ、イタカジ(古い!?)と違って、フランス製だからフレンチのような生産国は関係ありません。
メイドインジャパンの服をきてもIN USAの服を着てもフレンチです。
意志を持って服を着こなす、自分なりの解釈をして服を着ることを楽しむ。そう捉えてます、ブランド、機能性よりのようなアイテム重視ではなく「着こなし。」で服と向き合ってるのがフレンチの特徴だと思ってます。
この哲学に「BCBG」の魅力を感じています。
では皆さんに一つだけ、
「なんでその服を着てるの?」
と問わしてください。
私はベイクルーズグループのエディフィスというセレクトショップ時代にアパレルマンとしてのルーツがあります、このブランドでファッション哲学の基礎を叩き込まれました。
あの当時2000年くらい、身近な先輩たちはみんな哲学を持ってファッションを向き合っていました。すごくそれは多用的な視点で柔軟な発想で「オシャレ」を楽しんでいたんですね。すごく自由な雰囲気を感じました。
まだファストファッションが到来する前で、今のような画一的なトレンド信仰ではなくて、ファッションのスタイルも多用的でカオスな空気感があったように思います。そしてその時代の先輩たち同僚たちは今、一線で活躍するアパレルマンや自分たちの世界観を大切にブランドオーナーとしてアパレルを牽引している人たちばかりです。あの時代にアパレルマンを経験できたtことは財産であり、環境に恵まれたと思っています。
例えば、リーバイス505のピケデニムをドレスパンツだと言い切る。フランスのワークブランドのDANTONにセンタープレスを入れてドレスパンツとして履きこなす。
マシンメイドシャツの最高峰FRAYのシャツにギンガムチェックで生地オーダーしてカジュアルシャツとして着こなす。
コンバースのオールスターはストレートチップだと言い切りドレススタイルで合わせる。
ね。訳がわからんでしょうw
彼らの「オシャレ」のアイディアには枚挙にいとまがないです。
「オシャレ」っていうのは誰とも被らないのは当たり前、自分の信念を持ってその自分基準に沿って選択していて、それぞれの個性をリスペクトしていたように思います。
「あ。そんな着方があるんや」
「それはなんで?」
「これは俺にとってはこういう解釈をしているからこう着てもいいんや」
みたいな会話が飛び交っていたと思います。
大阪から神戸まで電車での帰り道、同僚と一緒にフレンチってなんや?オシャレってなんや?といつも議論をしながら帰宅していたのを思い出します。
つまり「オシャレ」ってのは自分の哲学、美学、判断基準など「生き様」を表す意思表示の手段の一つだと思っています。
はっ?何を言ってんのとツッコんでくださいw
何を選んだか?
自分の目で見て触って感じて自分がいいと思ったものを着用する。もうそれが私の思う「オシャレ」。充分にオシャレな人なんですね。
ちなみに「格好いい」と「オシャレ」って実は別なんですよね。
カッコいい人はオシャレしなくてもカッコいいのでw
服装だけでカッコいいかどうかは判断できないと私は思っています。
現に当時のエディフィスにの周りにもオシャレな人は沢山いましたがモテてる人はいませんでしたw
俺たちはモテねーから!とよくみんなで笑っていました。
思想、哲学、生き様を見てこの人はカッコいいなーとおもうことが多いです。そのカッコいい人が身につけてるものはなんか「オシャレ」に感じませんか??
その服そのものがどうとかではなくてきてる人の「生き様」も合わせてカッコいいと感じません??
粋とは
さあ、そこで皆様は自分で判断して服を選んでますか?
40代を超えて自分の生き様に責任を持てていますか?
カッコいい自分になれていますか?
少しだけ「オシャレ=自分で選ぶこと」に時間をかけてみてほしいと思います。
自分にあった自分なりの気取らないスタイルでいいと思うのです。
先程のオシャレの語源をさらにみると語源である漢字「お洒落」は、冗談などを意味する「しゃれ」に対して当てられた漢字で、心がさっぱりして物事にこだわらないさまを意味する漢語「洒落(しゃらく)」に由来する。と説明があります。
洒落とは「粋」のことを指します。
粋とは混じり気がない、さっぱりした様ですね。
単純に見た目がさっぱりした服装をしましょう!って言いたいのではなく、「あこれいいじゃん!」と思う自分が感じる感性(心)に素直にしたがって自分の好きなように着ることが「粋」だとするならば、何を選ぶかはその人の思想やこれまでの様々な経験が集約されて、判断していくと思うのです。
なんかよく分からないから面倒だから、適当に選んでいます!ってのが一番にオシャレじゃない。
あ、この人は自分で自分のものを選ばない人。
消費は投票!なんて例えられますが、自分が身につけたり所有するものは「自分で責任持って選ぶのがオシャレ」だと思います。
エシカルな観点から見ても、自分で選んだものくらいは「捨てない」様に長く着たいです。
私の好きなフレンチの考え方に、クローゼットの服は10枚でいいというファンション哲学があります。これなミニマリストを意味するのではなく自分で選んだものを自分の生活や思想に合わせて着る、そうしたらそこに量は要らないんですね。
自分にとっての最適な量に「美しさ。」を感じます。
これ私のワードローブの一例です。
バブアーのビデイル約10年
オールデン達、長いもので約20年
インバーアランのアランニット約5年
全て現役です。
これからも手入れをしながら長く着ようと思います。
これば私の「生き様」です。
自分で選ぶ、消費に責任をもつ。
それこそが「生き様」でありオシャレの第一歩なのだと思っています。
服に着られるのではなく服を着こなしてやりましょうよ!
最後に男性のファッションを考えたときに一つだけ。
男性がボトムに身につけるものは「パンツ」が多いです。
スカートやキュロットなど女性のように色々吐ければいいのですが、今のところ一般的な解釈として選択肢が少ないです。
なので、メンズファッションの「オシャレ」を左右するのはパンツのウエイトが高いということ。
パンツの着こなしが上手な人はオシャレだと思います。
それはブランドの問題ではなく「シルエット」が重要なんですね。
みなさんはパンツのシルエットを気にしていますか??
次回はテクニック的な「おしゃれっ」をお話しできればと思います。
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