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怪談 堀河(ほりご)ダム【※一部写り悪し※】

二川ダム、山田ダムと和歌山県の化けダムをハシゴして撮影を行ったのだからついでに堀河ダムにも行きたくなり急遽撮影をすることにした。

先ずは、大阪最恐の心霊スポットとも謳われる堀河ダムの怪異譚について簡単に説明しよう。

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【堀河ダムの怪異譚】

●女性の幽霊
●妊婦の幽霊
●赤ちゃんの幽霊
●少年の幽霊
●男性の幽霊

自殺や死亡事故が多いために自殺の名所とも云われている。昔ある妊婦が堀河ダムに身投げをしたそうで、夜中に堀河ダムを訪れたらダムの壁をよじ登る赤ちゃんの幽霊が目撃される、同様のパターンで女性の幽霊がダムの壁面をよじ登るという噺もあり、赤ちゃんと女性は親子で母親が我が子の後を追うようについてきているのかもしれない、とされる。

別説では赤ちゃんの幽霊は既にダムから抜け出し、堀河ダムに訪れた不特定多数の人間に憑いて回っているのでは?とも云われている。

その他は、自殺を図った妊婦の女性が亡くなられたままの状態で現る、赤ちゃんはお母さんの腕に抱かれている状態など、怪異譚について調べれば調べるほど色々な話が出てくるから益々調べ甲斐がある。

因みに堀河ダムに行ったのは2回目になる(゚A゚;)ゴクリ

因みに最初に行ったときは赤い橋で心霊検証が出来たのだが、肝心の自殺された方の御霊を供養するための地蔵尊の発見に至らず、お化けはいたよという結果で終わったが果たして?

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赤い橋がある方向へ

ガーン_| ̄|○ il||li

お願い
御迷惑をおかけ
して居ります
工事中 御協力をお願い致します
反対側にはこんな看板が倒れている
通行止 工事予告
令和5年9月4日〜令和6年2月13日迄法面工事のため
大変御迷惑を御掛けいたしますが
工事中御協力をお願いいたします。

((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

結論:工事中のため赤い橋には行けずリベンジ結果!

とりあえず、赤い橋に行けた際に記念に一生懸命作った怪談をお噺しよう(´-﹏-`;)

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【怪談 英雄】

とある怪異譚のある心霊スポットでの怪談について噺をしたいと思う。

当該怪談メモを作成していたときは、とある心霊ダムの現場に来ているのだが、心霊の怪異譚としては自殺が多く、今私が怪談メモを入力している赤い橋においては、時代は定かではないが以前に妊婦の女性がこのダムで自殺されお腹の中にいた胎児がお母さんのお腹を突き破り橋の下まで飛んでくるためにドーン!と突き上げるような音がするという噂がある。また最近では、昨年にダム湖で溺れている子供を助けようと付き添いの男性が子供の救助に向かったのだが、溺れた子供の命は助かるも助けに向かわれた男性の方が逆に溺れてしまった結果溺死した。

ダムの堰堤に向かう道中は特に違和感はなかったが向かう側の道路で誰かが走る人影を確認した。人影はほんの一瞬で消えたが私がいる橋でダムの写真を撮ろうとしたら堰堤の水門ゲート付近をさーっと通り過ぎる人影を確認した。

色々と橋の上で写真を撮り終えた後橋を渡りきった向こう側でも写真を撮ろうとした際に目があった。

三十代後半か四十代ぐらいの水色の半袖Tシャツに短パンの無精ひげを生やした男性が注意深く私を見てきた。その際に見た男性の表情は青白くこの世の方ではないことが明々白々だった。

気になる箇所を撮影していくうちに、今いる場所の反対側でも気になったので撮影しようとした際に、堰堤付近まで戻った際に土砂崩れのために車両の通行を制限すると明記された看板のところで再びあの水色のTシャツの男性が現れると笑いながら去っていく。その後、一度ダムの堰堤まで戻り車を停車させていた場所へ戻った際に再び一瞬で駆け抜けてゆく人影を確認後、ジョギングされている方やダム見学者以外の方は現れなくなった。

現在こうして橋にいながら怪異譚を振り返っているが、現れた男性は恐らくだが昨年の事故で亡くなられた男性だと思われる。死後は訪れた方々の安全を見守る存在ならば、もうここのダムの最恐たる所以はないように思えてきた。

男性の幽霊の他は、怪談メモを作成している最中に背後から橋の欄干を叩く乾いた金属音とともに30代なかばぐらいの女性と目が合うとダムの堰堤へと駆け足で消える、橋を渡りきった先にワイシャツでスーツ姿の20代ぐらいの女性が呆然と見つめていた、小学校低学年くらいの男の子が寂しげな表情で此方を見ていた等があった。果たして自殺で命を落とされたのか或いは事故なのか、色々な可能性が考えられるが、少なくとも妊婦の女性のお腹の赤ちゃんがお母さんのお腹を突き破り橋の下からドーンと突き上げてくるという怪異譚は誰かの作り上げた憶測ではないかと私は思っている。

最後になるが、怪談を読んでいる皆様へ、人命がかかっているとはいえ自分の命も犠牲になるような人助けはしないようにしよう。いざというときは無理なことはせず必ず119番通報。通報することも救助の一つ。怖くない真面目な怪談だった(笑)

【怪談 英雄 おわり】

堀河ダム英雄伝説はここまでにして本題へm(_ _;)m

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堀河ダム竣工記念

泉南市のホームページでは堀河ダムについて下記のように記載されている。

泉南市東南部山地金熊寺川上流部から下流地域における農業用排水を効率的に行うため、堀河谷に大阪府営事業として昭和37(1962)年度より着工、同46(1971)年度末に竣工し、同48(1973)年10月より泉南市に管理業務を委託されています。また、春には湖岸に桜が咲き乱れ、たくさんの花見客で賑わっています。

出典/堀河ダム 泉南市ウェブサイトにようこそ

実は桜の名所であったということも改めて知った上で夜の堀河ダムの探索結果をリポートする。

堀河ダムの石碑
落書きやらゴミが目立つ…

車を切り返しした際に、一瞬だったがワンピース姿の女性が立っていたがあっという間に姿を消した。写真は念の為に撮影したものである。

ダムにおいて船、ゴムボート、いかだ等
を浮かべること、又、ダムの保全に
影響を及ぼすおそれのある行為を禁じる。
泉南市
いざ堰堤へ

因みに撮影時は21時を過ぎており、完全に真っ暗だった上に最悪だったのは雨上がりの強風の凄さ。

灯りがないため真っ暗

霊障なのか、自然現象なのかサッパリわからんぐらいに水門の重いゲートは突風にあおられるたびにドーン!ドーン!ドーン!と轟音がする。

ようやく建物が見えてきた
建物の前にて
水門を撮影

これが工事中の看板が倒れたことによるものか、或いは本当に霊障が起きたのかを冷静に見極めなければいけなかった。今回の場合、ドーン!と突き上げるような音がして真っ先にゲートに向かい水門を確認してみたが、御霊がいるような気配は感じられなかったため、霊障ではなく自然現象だと判明した。

なぜ、自然現象だとわかったのか。

写真を見て頂いたらわかる。

水門ゲート付近を撮影
より拡大して撮影
丸島水門

まず、水門をドーンと叩きつける音を出そうと考えた際に何をするべきか?

あのドーンという音は重たい水門を底から突き上げる、あるいは叩きつけなければあの音は出ない。あの場(21時30分頃)、堀河ダムにいたのは私だけ。

あれがもし御霊による霊障だというならば、"何か"がいたことになるが、幾ら見渡しても違和感を感じるような場所がない上に水門を撮影時に下を見て異常がないかどうかも含め懐中電灯の灯りを頼りに時間をかけて探したがやはり異常がない。

堰堤より水門を撮影
堀河ダム余水吐ゲート
建物側を撮影

あの音がもし霊障だというならば、断続的に大きな音が続くとは考えられず、やはり人工的に機械を動かした事によりドーンと音が鳴り響いたか、もしくは前述したように強風が吹く悪天候だったために水門が叩きつけられたのかもしれない。

これだと堀河ダム最恐?疑惑がうまれてしまう。

念入りに散策を続けた結果を写真で振り返る。

水門ゲートを後にする
水門を抜けた先にて
工事現場付近
堰堤を渡りきった先にて
看板が倒れている
堰堤を撮影
赤い橋がある方向を撮影

行けない以上は撮影出来る範囲内で噂の真相を探っていくしかない。

堀河ダムの壁面を撮影
ここが噂のよじ登る場所?
正面を撮影

赤ちゃんの幽霊やら、女性の幽霊がよじ登るとされるダムの壁面だが、仮に本当にここから身投げをしたのが事実ならば相当の覚悟を持ち命を絶ったということになる。

撮影時は目立つ異常もなければ、御霊の存在は確認出来なかった。

堰堤よりダム湖を撮影
堰堤の壁面を撮影

噂にある壁面をよじ登るだが、ダム湖サイドの壁面をよじ登るということが事の真相ならば十分あり得るなと考えて、ダム湖周辺を撮影することにした。

堰堤を渡りきった先から撮影した堀河ダム
因みにダム周辺の壁面は落書きで荒らされている

大阪の心霊スポットはメジャーになればなるほど落書きやらゴミが酷くなるなあ(ㆀ˘・з・˘)

再びダム堰堤へ

実は往復を何度も繰り返し、22時20分になるぐらいまで一時間以上もこの場にいたΣ(・∀・;)

そしてやっと新しい話ができた。

【新堀河ダム 怪談 ダイブ】

堰堤を渡りきり、復路に戻ろうとした時だった。

水門ゲートがある施設の上に成人男性の人影が見えたのを遠くから確認すると、現れた男性の人影は勢いよく水面へとダイブしていった。

あのときにいた人影は何だったのか。

念の為に近づき確認したが何もなく、またダイブしたのならば水しぶきがあがる音が聞こえてくるはずが聞こえず、ひょっとしたら過去にダイブして亡くなられた方の最期をみたのかもしれない。

【新堀河ダム 怪談 おわり】

これだと、え?となるので写真で説明する。

ゲートの上に人影が確認出来た位置から撮影
近づいてみる
下から見上げてみる

先ずどうやって上ったのかすら分からない上にそもそも梯がなければ上がることができないはずなのに撮影時にはそのような痕跡が見受けられず、この場所でダム湖への自殺が事実ならば、そもそもどうやってよじ上ったのか、謎しか生まれない。

水門の前はこんな感じだ
街灯はあるが古く機能していない
防犯カメラだけが最新かよっ

自殺が事実ならば、過去に行った自殺が本当にあったダムを紹介しよう。

糀屋ダム

青蓮寺ダム

これから自殺があったとされるダムに伺う人に説明しておきたいことがある。自殺があった、もしくは多発しているダムには共通項がある。

●照明が明る過ぎるぐらいに明るい
●いのちの電話の連絡先の案内がある
●ヒーリングミュージックが流れている
●ブルーライトが設置されている
●ダムの管理職員が見回りをしている
●防犯カメラが何台も設置されている

因みに以上にあげた条件が全て当てはまるのが京都の宇治市内にある天ヶ瀬ダムだ。

一つ、何故照明が明る過ぎるぐらいに明るいと自殺が多いと判断できるのかについて、これは心理学上において明るすぎるぐらいに照明を照らすことにより自分の部屋にいるかのような感覚=日常生活に戻るよう促す効果がある。

ブルーライトは青色を見ることにより精神を落ち着かせる自殺を防ぐ効果があるとされる。ヒーリングミュージックは流れてくる音楽を耳にすることにより心を癒す狙いがある。

またダムの管理職員の見回りについては、聞いて驚いたのが非番(=休みの時)であっても自殺が多いダムでは交代交代で見回りして長時間いるようであれば一言声を掛ける、"大丈夫ですか"とね。実はこの一言がかけられたか否かによって自殺が防げたか防げられなかったのかの分岐点になる。

自殺しようとする方は、悩みを打ち明けられない傾向にあり、溜まりに溜まったストレスが鬱となり衝動的に死にたいと考え自殺しようとする。

自殺したい、もしくはしようとする方は、一声を待っている。大丈夫ですか、どうしたんですか、ほんの気遣いがその方の命を守る行動にも繋がるため頻繁に起きるようなダムであればあるほど見回りするダムの管理職員は多く、また飛び込んでも致命傷には至らぬように管理水位をわざと低くしている。

では何で、管理水位を低くするには理由がある。

その理由は最後にして、では堀河ダムは当てはまるのかとなると結論当てはまらない。防犯カメラは放流時の様子を遠隔から観察できるようにしているだけであり、また照明はほぼ真っ暗と言っても良いぐらいのもので、自殺ではなく事故で亡くなられた方の割合が益々強くなった。

事故が多いことを頷けるものがある。

危険につき立入禁止
釣り・遊泳等しないで下さい!
泉南市
危険につき立入禁止
釣り・遊泳等し
ないで下さい!
泉南市
ダムにおいて船、ゴムボート、いかだ等
を浮かべること、又、ダムの保全に
影響を及ぼすおそれのある行為を禁じる。
泉南市

この内容の看板が至るところに設置されてあるのには理由がある。

【大阪・泉南のダム湖 子供救助試みた30代男性が溺れ死亡】

2022年6月19日午前11時50分ごろ、大阪府泉南市信達童子畑の堀河(ほりご)ダムで、「ダム湖に入った1人が溺れている」と釣りをしていた男性から119番があった。大阪府警泉南署や泉州南広域消防本部によると、30代とみられる男性が水深約4メートルの湖底から救助されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。同署で詳しい状況を調べている。

同署などによると、男性はダンス教室の講師とみられ、教室に通う生徒や母親ら4人で大阪市内からドライブ中、通りかかったダム湖の水辺で遊んでいた。男性が泳いで岸から約20メートル先にある小島に到着。続いて泳ぎ始めた10代前半の男子生徒が溺れそうになったため、男性が戻って助けようとした際に溺れたという。男子生徒も搬送されたが、けがなどはなかった。

出典/産経新聞

実は、こんな悲しい事故があったために、注意書きの案内が新しくなっていたのだった。

だとしたら、自殺ではなく、噂される内容も水難事故があったことが影響していると想定される。

また自殺があったか否かも含め調べてみたらダムではなくダム付近の路上に停まっていた軽自動車の中から男女3人が倒れているのを泉南警察の警察官が発見に至るも、既に死亡しており目立つような外傷はないものの、車内に練炭が入った七輪が2個あり、集団で練炭自殺を図ったとみられる事例が2014年8月26日に判明した。

噂のよじ登る赤ちゃんや、女性は何処から派生しているのかと考察した際に考えられたのがやはり水難事故に遭われた可能性が高いことがわかり、ダムの壁面をよじ登るのを本当に見たのならば、ダム湖サイドの壁面の可能性がぐんと高くなった。

改めて再調査したい事案であると同時に、ダムの管理水位を低くする理由について説明しよう。

ダムは、飛び込んだ高さによって命が助かる場合がある。ダムから飛び込んだ場合、どうなるかとなると飛び込んだ場所からの、水面までの着地点に距離があればあるほど全身に負荷がかかり、水面へとダイブしたと同時に複数箇所の骨折は避けられず、水中で骨折した箇所の痛みを感じながら体力の消耗と共に浮上する事が出来る余力が無くなってしまう。その結果、水中でひたすらもがき苦しみ続けながら亡くなるのだ。

ダムへの身投げは、痛みや苦しみはなるべく避けたいという自殺者の心理が読み取れるが、実はダムの身投げのほうが最も苦しい亡くなり方であることを伝えたい。

練炭自殺にせよ、首吊り自殺にせよ、命を絶つ行為は苦しいことに変わりない。だからこそ、思いとどまってほしいことを切実に願って止まない。


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