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良いデザインの特性:発見可能性と理解

D.A.ノーマンの『誰のためのデザイン』という本を読んでいる。

この本の中に以下のような記述がある。

良いデザインにおける重要な特性が二つある。発見可能性と理解である。
『誰のためのデザイン 増補・改訂版』p4

これについて自分なりに深ぼってみた。

本書では発見可能性と理解について、もう少し詳細な説明がある。

発見可能性とは、どういう行為が可能か、どの部分をどうすればよいのかを見つけ出せるかである。

これはつまり、何か僕たちが日常で働きかけようとするものに対して、どういった働きかけができるのかを見つけ出すことができるということだ。

僕たちは日ごろたくさんのものに対して働きかける。
ドラクエのコマンドのように、何か目の前にものがあれば、
・持つ
・押す
・引く
・回す
その他たくさんの働きかけがあるだろう。
発見可能性とは、僕たちの頭の中にこのコマンドが思い浮かぶということだ。

そしてもう1つは理解である。

理解は、それがいったい何を意味しているのか、その製品はどんな使われ方が想定されているのか、いろいろ異なる操作部や設定は何を意味しているのか、である。

つまり、僕たちがその対象に対して働きかける方法と、その結果がしっかりわかるということである。

発見可能性によって、そこにボタンがあって「押せる」ということはわかったけど、じゃあそのボタンを押すとどうなるのか。
たくさんボタンがあるけれど、どれを押すと何が起こるのか。

この2つの要素が良いデザインの特徴とのこと。
まだまだ僕も勉強していく必要がある。


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