見出し画像

オスカー

てっきり『パワーオブザドッグ』が作品賞だと思っていた。実は作品賞を取った映画は観てませんが。

日本の『ドライブマイカー』が快挙だったのも嬉しかったのだけど、それ以上に例のウィル・スミスが妻の事を言われた事で起こしてしまったアレ。

アカデミーは時々司会やプレゼンターが「え?これ大丈夫?」って事を発言する。ブラックジョークを超えて一種冒涜の様な事を。ウィル妻の事も訳を聴く時差もあって気がつけば放送が止まってた。後で観た限り周りの皆も笑ってて、ウィルも笑ってた。

有名どころも、ウィルのしでかしたことの方を非難してるようだけど、あのウィル・スミスがここまでの事をしてしまう理由はと考えてしまった。アカデミー賞を変えようと努力して来た彼は、今回受賞した作品も「差別」と戦って来たんだろうし、人の尊厳を面白おかしく踏みにじる屈辱に、耐えられなかったアカデミー賞の体質に我を忘れたのではないでしょうか。勿論、暴力とは言いたくないが、ここまでの努力を失いかけないあの行動は、あと一歩踏みとどまって欲しかった。きっと女性司会者の舞台に独身男優を上げての変な行動も苦虫だったでしょう。

あのコメディアンの発言は最低だと思うし、最低に最悪な事をしたことは残念だったけど、アカデミーに一石投げかけたウィルは、改革者なんだろなとぼんやり思っていた。来年からは品のある司会進行でお願いします。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?