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何歳でワーホリに行くのが良いのか?

こんにちは、回顧録を書き始めて4回目です。これまで語学学校のコスパhttps://note.com/amakara4302/n/nfb59852cab62、日本での英語勉強法https://note.com/amakara4302/n/n12db59d2057dなど書きました。
今回はネガティブなワーホリの例を紹介です。ほんの良くない一部の話ですので、エージェントが紹介する話の光の部分の、影と思ってお読みください。(すべての人に当てはまるものではないです。)

高校卒業後にワーホリはNGな理由 かすり傷ではすまないよ


高校卒業後に、すぐにワーキングホリデーに来る人がいます。結論、やめたほうが良いです。仕事につけない、ふらふらすることになります。
日本での就労経験がない、英語も未熟である未成年は、メルボルンで日本人が経営するレストランでも、雇いたがらないのです。ローカルの仕事ではさらに難しくなるでしょう。未経験と英語力が全く足らないので圧倒的に不利なのです。

結果として、物価の高いオーストラリアでは、未成年は、日本以上に保護者からの経済的な援助が必要です。。メルボルンの治安は日本より良くありませんので、便利で安全なエリアには、命を守るためのコストも必要です。
ワーホリは1年。ビザ申請代、往復の飛行機代、学費、食費、宿泊費、遊興費、留学保険、通信費、空港出迎え… すべて親御さんの負担です。ワーキングホリデー協会が費用の算出をしていましたので、ご参考に。

今回はコストが、かすり傷になる、痛手だと言いたいのではなくて。

次に続きます。


よくない例の紹介で、恐縮ですが。。。かすり傷ですまないよ②

上記で述べたように、高校を卒業した直後にワーホリに来ても仕事が、ほぼ見つからないため親御さんの負担が大きいと伝えました。潤沢に資金をもらっていても、それは海外。

友達と遊びたい、
旅行にいきたい、せっかくだから。
ついつい若い時ってのは、遊興費や、交際費がかかるもんです。
しかし仕事探ししても、見つからない、稼げない。

海外で保護者の目が届かないので、メルボルンでも堕落しているなと感じたケースがありました。

祝日にBBQで私が出会った日本人女性Aさんの話を紹介します。
彼女は1年通っても語学学校では一番下のクラスに在籍。親御さんは、家でゴロゴロしているよりはマシと、語学留学に行かせたようです。22歳くらいだったと思います。同時期に入学したクラスメート達は、上のクラスにあがったり、仕事を見つけたり。友達が少なくなっていると愚痴をこぼしていました。こんな上昇志向のない女の子もいるんだと印象に残っています。毛玉だらけのパジャマのような格好で外出しているのが自堕落なのか、オーストラリアの影響を受けているのかはさておき、彼女が明るく語るシェアメイトの話に、若さゆえの失敗を聞いて、悲しくなりました。

その話はこんな感じでした。

Aさんのシェアメイト(Aさんより年下)はアルバイトが見つからず、資金が尽きかけて、結局、高時給につられ中国系の怪しいカラオケ個室店でホステスとして働き始め、強いお酒に薬を盛られ、意識を失い目が覚めると男子トイレの床だったそう。Aさんはそう説明しながら、泣きながら明け方に帰ってきてさ、もう死にたいっていうし、可哀そうだから、慰めてたのわたしー!とゲラゲラ笑いながら語るのです。

後に似たようなかすり傷で済まないような例を聞きましたが、中国系の個室カラオケで、利用客はそうやって、派遣されたそのアルバイトに不慣れな女子で遊び、お金をちらつかせて、自分の言うとおりにサービスさせるようです。個室で女性が派遣される仕事とは、危険性があるということです。友達感覚で一緒に楽しく歌うわけで終わるわけはないだろうと、社会人ならば察しがつく話でしょう。しかし、若さゆえに分からない人もいるでしょう。

そのAさんのシェアメイトは自分の体に危険が及ぶのを知っていたうえで、働いていたのか分かりませんが、怪しい仕事の広告が日本語でメルボルンの掲示板に毎日出ているのです。(メルボルンで詐欺の話はまた別の回にまとめます。) もし日本で就労経験があったならば、怪しい場所で、ひどい経験をせずに済んだだろうに。。
私が高校卒業したての就労経験が短い人が来ないほうがよいという理由が、こういった闇に足を踏み入れてしまった例を知っているからです。


ワーホリに持っていくべきマストなもの。それは。。。

留学エージェントは留学やワーホリに行かせるのがビジネス。親御さんが心配する、躊躇するような怖いエピソードなんか言いませんよね。SNSではハッピー、ラッキーでナイスであふれた世界観が好まれ拡散される傾向があります。聞いても、読んでも暗い話は注目されません。

ワーキングホリデーに行く前には、親御さんの目の届く範囲日本国内で、初めてのアルバイト経験や学位の取得を強くすすめます。
ワーホリは、Working and Holidayです。働いてもいいビザなんです。こんな便利なビザは2024年の現在で30歳以下に限定されています。どうせ海外にいるならば、この就労も許可されている機会を生かすべきです。働く経験というものを身に着けること、ワーホリでまず準備すべきことだと思います。
外国で働いて、お金を得て生活することの面白さを是非味わってみてほしいのです。
英語力はお金が続く限り語学学校に通えばよいですが、就労経験はお金出しても得られません。何度も言いますが、就労経験はワーホリにはマストだと思います。海外にでた時に、身を助けるのは母国での経験です。メルボルンでワーホリから正社員になった4年間も滞在した私はしみじみ思うのです。心とか、頭に入っているものが、助けになるんです。誰にも盗まれないものは思い出と経験。それをワーホリで持ってきて、活用してほしいと思います。
きっと日本では逢わないようなひどい雇用状態や詐欺もあるでしょうが、それ以上に素晴らしい経験、景色、食べ物、空気を五感で感じるのが海外です。

何度も申しますが、高校卒業すぐにワーホリに行くことはリスクです。高校卒業後にすぐワーホリに行くのは、<仕事にありつけない。怪しいのに騙される。やめとき>。この一言でございます。

次回は、オーストラリアの良い面、日本が見習うべき産業をご紹介します。
ほかにワーホリで聞きたいことありましたら、コメント欄にお書きください。できるだけお答えします。

では、ごきげんよう。


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