スマホによる弊害というか自分自身が感じている恐怖について

徒然なるままにそこはかとなく書いてみます。

私は映画が好きでした。

過去形なのは最近あんまり見ていないからです。

昔は金曜日になると飲みにもいかずに

TSUTAYAかGEOに行って、週末に観るDVDを借りるのが

楽しみでした。

そしてお気に入りの飲み物とお菓子を食べながら

映画の世界に浸るのが好きでした。

DVDで借りてみるくらいの好きレベルですが、

私の中の好き度合いはかなり高いほうでした。

しかし、最近になって、この映画を最後まで

集中してみることができなくなりました。

「スマホ」を見てしまうのです。

何か気になることがあると

検索してしまうのです。

また、導入部分の登場人物の説明とかの

描写の部分が、妙に長く感じて、集中力が切れてしまうのです。

私は特にサスペンスとかヒューマンドラマが好きなのですが、
そういうサスペンス系とかの映画は、だいたい最初が結構長ったらしいというか
徐々に徐々に物語が進行していくので、じっとしていられなくなるのです。

スマホを見る以外にも

筋トレをしてみたり洗濯物をたたんだり

何かをしていないと、落ち着かないのです。

これは、映画の作り手にとっては失礼なこと。

ですが、こと家の中でDVDで映画を見る場合、

ここ数年最後まで何もせずに集中して映画の世界に入った記憶がないのです。

これは、ショート動画であったり、倍速で見ることができる動画になれてしまっていることが
原因の一端にあるのではないかと思うのです。

しかもYouTubeなどの動画は、
途中でCMが入るし、おススメの動画も出てくるし、
まあ気が散るような仕掛けが山ほど仕掛けられています。

今物事に集中することがとても難しい時代。

集中することができないことへの危機感を感じています。

ただ、映画の視聴に関しては唯一にいして

とても簡単な解決策があります。

誰でもわかるかもしれませんが、

映画館で映画を観ればいいのです。

基本的に映画館に入れば、スマホを見ることができませんし、
上映中に観ようとも思いませんし、
一度始まれば、よっぽどのことがない限り、
外に出ることもありません。

つまり、最高に集中して映画を観る環境が整うのです。
（迷惑な客がいなければ）

「映画館は、大スクリーンで迫力のある映像と大音量で高音質の音響で
　映画を楽しむためのもの」

と思っていましたが、今は

「映画館はスマホを観ずに集中して最後まで映画を観るためのもの」

に定義が変わってしまいました。

スラムダンク
ブルージャイアント
怪物

など観たいと思った映画を映画館なら最後まで通しで見ることができました。

映画の世界にどっぷりと浸かることができるので、

感動のひとしおでした。

映画館は映画を観るための最後のサンクチュアリですが、
今やその映画館でも、スマホを観る人がいるとか。。。

もはや世界で映画を集中して観れる場所はないのか。