見出し画像

しんどいときに届いたDMから「ことばで人を動かせる」と学んだ

昨年の夏、わたしはオンラインで学べるライティング講座を受講しました。少人数制のスクールで、同期は自分を含めて22人。連絡事項や課題提出は、すべてSlackで共有するかたちでした。

講座が後半戦にさしかかったころ、同期のしもさんからSlackでDM(ダイレクトメッセージ)を受け取ります。そのメッセージがあまりにもやさしい内容で、ゆっくりと涙があふれました。わたしの気持ちを見抜いたしもさんのことばに、当時どれだけ救われたか……。

カウンセラーとして活動をはじめたわたしが目指す先……まさに人に寄り添うメッセージだったのです。今回しもさんが、わたしにメッセージを送ってくれた内容(しもさんには事前に掲載許可をいただいています)と、その経緯をシェアさせてください。

Slack内を盛り上げようとしていた自分

わたしは昨年の夏から3ヶ月、オンラインのライティング講座を受講していました。せっかく少人数制のスクールなのだから、同期と横のつながりを深めたいと考えていたわたし。積極的にSlackでスタンプを送ったり、コメントを残したりしていました。

というのも、過去に別のオンラインサロンに参加していたこともありましたが「Slack上でのやり取りが少ないと、ほぼ孤独」という経験があったのです。

また、メインの仕事をしながら受講している同期もいました。一方わたしは、受講していたころは無職。


(無職で時間に余裕があるじゃない!)


わたしは勝手な使命感の下、Slack内を盛り上げようと試みました。率先してリアクションすることで、同期のみんなも発言しやすくなったらいいなという想いでいっぱいだったのです。

キャパオーバーしていく自分

思い返せば、講座の卒業制作発表について情報が解禁されたころから、わたしは余裕がなくなっていました。明らかにSlackを開く回数が減っていたのです。

最初こそ同期が提出した課題に、すべてスタンプを送っていました。次第に、仕事をしながら受講している同期の課題が素晴らしいと、なんだか悔しい……。自分と同期を比べるようになり、素直に拍手のスタンプを送れなくなった自分がいました。

いつしかSlackを盛り上げようとしていた自分は、勝手に落ち込んで、勝手にフェードアウトしていたのです。情けないという感情すらわかず、ただただ課題をこなすだけで精一杯でした。

同期のしもさんからDMが届く

いつもなら画面をオンにして受講していた、リアルタイムのライティング講座。ある日わたしは、画面オフで参加しました。正直、疲れ切っていてとても顔を出せる状態ではなかったのです。

講座自体は、画面オフで音声を聴くだけ(耳だけ)の参加でも問題なし。その日、わたし以外に耳だけ参加の同期はいたと思います。


(あぁ、まったく講座の内容が理解できなかったなぁ)


ぼんやりした気持ちのまま、受講後、わたしはXにこんなpostをしていました。

わたしは何も考えたくないとき、キャンドルを灯していたんですよね。ぼーっとやわらかい灯りを見つめ、心をあたためようとしていたのかもしれません。

画面オフで講座を受講した次の日、同期のしもさんからDMが届きました。実際に届いたメッセージを、スクリーンショットした画像です。

同期のしもさんから届いた実際のメッセージ

わたしは一人、スマートフォンを片手に号泣。何度も何度も読み返し、涙で文字が滲んでも、しもさんのメッセージを読み続けます。誰かの支え?2期の中でもあたたかく?予想外の内容に、戸惑いながら文章を咀嚼しました。

「いつもありがとうございます💓

しもさんからいただいたメッセージより最後の一文

最後の一文が感謝のことばで締めくくられていて……このとき、緊張の糸が自然と切れたのを感じました。


(しもさんには、わたしはこんな風に見えていたんだ!)
(わたし、誰かの支えになっていたのかな?)


本当にうれしかったし、周りを頼るという引き出しを増やしてくれたしもさんは救世主だと思いました。そしてようやく、わたしからしもさんへ返信します。

わたしがしもさんへ返信した実際のメッセージ

いま読み返したら、しもさんに安心してもらうために少し見栄を張った返信だったかもしれません。それでも、しもさんには本当に感謝の気持ちしかなくて。元気が出たのも本心ですし、ライティング講座をがんばりたいと思い直した気持ちも本物です。

あのときメッセージをもらったから乗り越えられた

もしあのとき、しもさんからメッセージが送られてこなければ講座を投げ出していたかもしれません。しもさん、ありがとうございました!しもさんがつらいとき、悲しいときは、わたしが寄り添える存在になりますね。

わたしは幸せ者です。あの日、ライティング講座で画面をオフにしたら、あたたかいことばでハグしてもらえたのですから。わたしの心に寄り添ってくれた、やさしいやさしいお気遣いに救われたことを、この先もずっと忘れません。

👏 👏 👏

わたしはその後、ライティング講座の卒業制作発表まで無事、やり切りました。ありのままの自分で講座と向き合い直せたのは、しもさんのメッセージがあったからこそです。

同期のみんなと駆け抜けた3ヶ月━━。
ライティングスキルはもちろん、「ことばで人を動かせる」んだという学びは、これからも大切にしていきたいです。

この記事が参加している募集

最近の学び

この経験に学べ

もしよろしければ、サポートをお願いいたします。いただいたサポートは、カウンセラーとして活動する際に必要な、書籍・講演聴講費として使わせていただきます!