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渡部昇一流『四書五経』の解釈 196

😈 疑わしきは罰せず (『書経』大禹謨)

🌏 罪の疑わしきは惟れを軽くし、功の疑わしきは惟れを重んず

その罪が疑わしいときには軽く処分して、
その手柄がはっきりしないときには重んじてやる。

これは上に立つ人の心得と言っていいだろう。
ミスをしたときには必要以上に叱責せず、
まずまずうまくいったときには余分に褒めてやればいい、
ということである。



【2024年3月10日(日曜日)晴れ −3℃〜9℃】


山中のオフィス

人生は楽しい世界で生きる事ができるはずなのに、人は時として苦しみの世界に入っていく。
例えば、恋ですね。心をときめかす人に出会った時の喜びは最高です。が、いつの間にか、それは苦しみに変わるのです。もう一度会いたい、会ってお話をしたいという思いが強くなれば、それはやがて苦しみに変わるのです。が、それは人一様ではありません。中には片思いを両思いに実現させようと行動する人もいるからです。人の恋の形は様々です。然し、どんな形にせよ喜びと悲しみは必ず誰の上にも訪れるものです。もし、それを喜んだり、悲しんだりした事がないという人がいたら哀れに思います。私ものたうち回るような恋をした経験がありますが、その苦しみは時間と共に消えていったことを思い出します。またご縁が結婚につながったとしても、その喜びも束の間、新たな問題が必ず誰の上にも訪れます。この問題も人一様ではありません。その人だけに与えられるものです。だから、時として羨ましいという人にも出会うのです。「あなたと変わりたい」でも、残念ながらそれは叶いません。だから、物語が生まれるのでしょうね。世界の物語は無限にあります。日本には浦島太郎や桃太郎があります。中国には西遊記、西洋にはイソップ物語や千夜一夜物語、などなど数え上げればキリがありません。そしてそのような物語から人は力を得ていきます。その力とは何か?「生きるための知恵」だと私は思います。そのさまざまな知恵は人から人へとバトンリレーされて今日まで残っています。さて、あなたはそんな知恵を誰に渡したいですか?
では、本日もつつがなくお過ごしくださいませ。
ありがとうございます😄

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