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セルフケアってなに?

健康維持が人生の大事なテーマです。

セルフケアとは、食事・運動・サプリメント・OTC医薬品などを用いて、自分自身で健康管理をすることです。
OTC医薬品とは…Over The Counter の略で、カウンターの内側にある、薬剤師が薦める薬ということです。薬剤師の主な仕事は、処方箋を持ってきた患者さんに処方されている薬を提供することですが、患者さんの様子を聞いて、薬剤師がOTC医薬品を推薦する、ということもできます。
一般用医薬品は、OTC医薬品ともいわれ、第一類・第二類・第三類に分類されており、陳列方法に規制があります。要指導医薬品・第一類医薬品は、自由に手に取ることはできませんが、薬剤師に相談の上、購入できるものです。
このOTC医薬品には、約12,000品目あり、その中の2/3に生薬が配合されています。

生薬は、伝統的な医療体系である漢方医学やアーユルヴェーダなどで、何世紀にもわたって治療や健康増進に使用されてきました。

生薬には多くの種類があり、その一部を紹介します

  • 人参(にんじん、Panax ginseng):エネルギーを高め、免疫機能を強化する効果があるとされています。

  • 甘草(かんぞう、Glycyrrhiza glabra):消化器系の健康を改善し、炎症を抑える効果があります。

  • 生姜(しょうが、Zingiber officinale):消化不良の改善や、風邪の症状の緩和に役立ちます。

薬食同源?医食同源?

●薬食同源…昔からある言葉で、軽度の体調不良を食材によって治すことです。
●医食同源…NHKの料理番組から始まり、苦みのない美味しく体に良いイメージの食事ということです。

料理番組は、視聴者に料理への興味を喚起し、料理技術や食文化に関する知識を広める役割を果たします。


【薬膳】というと、最近では薬膳レストランもあります。でも昔から具合が悪いときに食べていた「ショウガ湯」や「七草がゆ」なども薬膳です。

七草がゆは、正月の行事として1月7日に食べられる特別な料理で「無病息災を祈り、新年の健康」を願います。 平安時代に日本に伝わったとされていて、正月の過食で疲れた胃腸を休め、野草のエネルギーを取り入れる意味もあります。

韓国では
韓国では、薬膳料理がよく見られます。
・参鶏湯…にんにく、ナツメ、薬用人参など

参鶏湯(サムゲタン)は、韓国の伝統的なスープ料理で、若鶏に高麗人参、もち米、ナツメ、ニンニク、栗などを詰めて煮込んだもの。体を温め、栄養を補給する効果があるとされ、特に夏の暑い時期に体力を維持するために食べられます。

・十全大補湯スープ…様々な生薬を入れたスープ
・サービスエリアでも、コーヒーと並んで漢方茶が売られている。ドライバーは、用途を知っている。
例:「眠気を覚ます」➡コーヒー  
  「疲れを取る」➡紅参茶(人参を蒸した茶) など

漢方茶(かんぽうちゃ)は、漢方薬の考え方に基づいて、様々な生薬やハーブを組み合わせて作られたお茶です。健康維持や症状の緩和、リラクゼーションなど、さまざまな目的で用いられます。