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いろんな本を読んでみる

誰かのSNSに、「ビジネスの本ばかり読んでいる人は、いい仕事ができない」というようなニュアンスで投稿されているのを目にした。ハッとした。

最近のわたしは、仕事で悩み、ビジネスの本をよく読むようになった。リーダーが気をつけることとか、チームで仕事をすることとか、短い時間で成果を出すこととか、わかりやすい話し方とか──。

そういう情報ばかりに注目していたら、たしかに考えが偏ってしまう気がする。そして、本で得た情報から自分が外れていたら、わたしの性格上、それに合わせようとして、仕事の目的から外れてしまう危険性もあるなと、そう思った。

仕事の仕方とか、姿勢とか、フレームワークとか、そういうのは、確かに大事だし、知識として持っておいたほうがいい。でも、それ以外の教養とか人間性とか、仕事上のスキルとはまったく関係のない部分が、仕事に生きてくることがある。

エッセイや小説、そんなジャンルの本を読むことが好きだったことを、すっかりと忘れていた。物語に自分を感情移入させて熱中できるような、あるいはのんびりソファに腰をしずめて読めるような、そんな読み物もたまには手にとってみよう、そう思わせてくれた一言だった。

そして、今読みかけの本は、松浦弥太郎さんの『センス入門』と、角田光代さんの『世界中で迷子になって』、それから、自宅の本棚から引っ張り出してきた、関谷英里子さんの『同時通訳者の頭の中』。

頭の中が、ゆるい感じとシャキッとした感じでいい具合にバランスがとれていて、プレッシャーを抱え込みすぎなくていい。今後も、こんな感じで本を読んでいこうと思う。

2021年の読者目標は80冊。2月下旬のいま、10冊を読み終えたところ。読んだ数よりも、何を得たかが大事だけど、数を読むと得る量も増えることは間違いない。いい調子だ。

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