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三つ子の魂百まで

息子がもうすぐ3歳を迎えるこの時期に、偶然にも、「三つ子の魂百まで」という言葉に出会った。もちろん、前からその意味は知っていたけど、ちょうどいいタイミングで見つけて、息子の「いま」と「この先」について考えるきっかけになった。

息子は、はてさて誰に似たのか、几帳面なところがある。数あるトーマスのプラレールは、端を揃えてきっちりと並べるし、アニアの動物フィギュアは、サファリの動物、海の動物、牧場の動物、昔の動物(恐竜やマンモスなど)などのように、分類したりする。

家を出る時には、玄関にたどり着くまでに通過する部屋のドアを一つ一つきっちり閉めてくれるし(本当は開けておいてほしい)、散歩中に出会う動物の置きものに、毎日一つ一つ挨拶をする。

「三つ子の魂百まで」という言葉の意味するとおり、大人になっても、ある程度この性格は残るんだろうなぁ。今月3歳を迎える息子のことを思いながら、いまの姿をできるだけ、言葉で記録しておきたいなぁと思う。

一昨年の10月、息子が1歳半を過ぎた頃、3年日記をつけはじめた。それから1年以上が経ち、日記帳を開けるたびに、「あ、去年の今日は、息子がはじめて『ママ、大好き』って言ってくれた日だ」とか、「1歳のクリスマスには、はじめて欲しいと主張したトーマスのDVDを買ったね」とか、当時の状況を思い出してはほっこりしている。

でも、この日記がなければ、きっと思い出されない過去がたくさんあるんだと思う。自分の脳の記憶は信用できない。だから、大事な思い出は、どこかに記録しておきたい。

きっと、息子がいつか結婚して、大事な存在がわたしから他の女性に移ってしまうときに、わたしはその記録を心の拠り所にするんだと思うから──。そして、将来の息子に垣間見えるであろう、幼き日の姿を、懐かしく思うんだと思う。

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