見出し画像

久しぶりの。

こんばんは。
ご無沙汰しております。

1週間ほど投稿が開いてしまいましたが、実はサークルの夏合宿で長野県へ行っておりました。
その時のことはまた改めて記事にしたいな、と思いつつ。

今日は、本の話。

久しぶりに小説を読みました。
中高では本好きを名乗っていたのに書店で買うのは実に数年ぶり。

手に取ったのは汐見夏衛さんの『真夜中の底で君を待つ』
文庫本売り場を何周もして、何冊もひっくり返してあらすじを読み決めました。

いちばん綺麗で純粋な恋愛小説を読みたくて。

汐見夏衛さんは高校の友人の好きな作家さんで前々から勧められていた方でもありました。

家族や友達といるより、喫茶店のアルバイトが好きな17歳の更紗。アイスコーヒーだけで閉店まで粘る常連客の「黒縁さん」。おしゃべりが苦手な二人が、店以外で偶然出会ったのは夜の公園だった。お互いの連絡先も知らないまま始まった特別な時間は、胸に秘めた過去の痛みを解きほぐしていく。あいに飢えた彼女と愛を諦めた彼が織り成す成長の物語。

汐見夏衛 真夜中の底で君を待つ(幻冬者文庫)

綺麗な表紙の恋愛小説が並ぶ中に平置きされていた一冊。
「夜の公園」「喫茶店」「成長」
このあたりの言葉に釣られてこの本を選びました。

純粋すぎるくらいに綺麗な恋愛小説を探していたのですが結果としてこの本が恋愛小説だったのかは分かりません。描かれていない。

でも、確かに1人の人と、1人の人が出会って、
そしてお互いに変わっていくお話でした。

夜の底で二人は出会った。

夜の底、この表現がとても好きです。
作中で触れられた芥川の羅生門の最後の一文を踏まえているようですが、
家族との関係、言葉の剣、どことなく諦めや蓋をしているような彼らが出会った場所。

綺麗だなーー

もう少し時間をかけて自分の中で煮詰めたいですね。
そして良い文章が書けそうだったらまたnoteに残したいと思います。

久しぶりに本を読んだよ〜。
というそんな話でした。

それでは。
おやすみなさい、良い夜を。

2023.9.11

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?