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家事のハードルを下げるという提案ースウェーデンを日本に取り入れるには③

スウェーデンの家事のハードルは日本よりも低いと感じます。
例えば一つ目に料理。家庭の食事は大抵ワンプレートという話を良く聞きます。日本は伝統的にご飯汁物主菜副菜の食卓なのでその分用意する物も洗い物も増えます。
日本食は私も好きですし、世界に誇る和食を変えようとは言いません。
ただ、どうしても時間の無いときには、いつもの食事にこだわらず、時短重視の食卓になってもいいのではと思います。


二つ目に、スウェーデンのお家は大抵、大きな食洗機が備わっています。食事が済んだら食洗機に放り込み、いっぱいになったら回すというリズムです。ホームステイ先では、二日に一回程度で回していました。その分お皿やコップが足らなくならないように、数を大量に用意してあります。母にこの話をすると、さすがに二日に一回はちょっと、、、と言われましたが(笑)

三つ目に、洗濯は毎日しません。水がもったいないということもあり、洗濯物がたまったら洗濯をするようです。乾燥機を使い、乾かす時間も省きます。乾燥機は本当に便利なんです! 洗濯して乾燥させた後は、しっかりと乾いていない物だけを干せばいいので、干す時間も短縮できます。ホームステイ先では、一週間のホームステイ期間中、家族の服のために洗濯機を回しているところを見たことがありませんでした。四人家族だし三日に一回程度は洗濯するだろうと、四日分しか服を持ってきていなかった私は申し訳ないと思いながら洗濯を頼んだことを覚えています。

元より世間一般的な家事へのハードルが高い日本では、ただ“手抜き”しているように感じられ家事のスタイルを変えるのは難しいかもしれません。“手抜き”という言葉を思い浮かべるのではなく、自分の生活リズムで優先順位を考えながら、無理しない程度に自分のできる範囲の家事をする、と考えてはどうでしょうか。それでなくても世界から見れば日本の家事は頑張りすぎなくらいなのですから。

2019.8-2020.7まで、スウェーデンに留学しています。留学テーマであるワークライフインテグレーションやジェンダーのこと、留学日記、その他心に浮かんだことをつらつら書いていきます。