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ワークライフバランス=便利さ<個人の幸せースウェーデンを日本に取り入れるには①


これからは、スウェーデンのワークライフバランスを日本に取り入れるために、私が考えた、個人個人が日常の中で比較的簡単にできることについて書いていきたいと思います。

まず一つ目に、便利さ<個人の幸せ を日常生活レベルに落とし込み、国民がそれを理解することが必要です。
多くの人は、ワークライフバランスは取れていた方がいいなと思っているだろうし取りたいだろうと思います。
そのためには諦めなければならないことは、日常生活の中にたくさんあります。
企業や団体の休業期間、土日に短くなったり閉まったりする店の営業時間、閉店が近づくと料理が追加されないビュッフェ。そのような不便さを個人の幸せと引き換えだと理解して受け止めなければなりません。

(幸せというのは人それぞれで、プライベートの時間が増えても不便だったら幸せじゃない!という人にとっては話が別かもしれませんが。多くの人にとっては少しくらい不便でも自分自身の時間が取れるほうが大切ではないかと思っています。)

レストランが休みになるのは、その期間従業員が休みを取っているから。友達と約束してレストランに行ってみたら休みだった、なんてことあると思います。その時は単に「レストランが閉まっていて残念だ、なんで水曜日に休みなんだ!」とかって捉えがちですが、その裏では、レストランの従業員は大切な休暇を取っています。
スウェーデンでは多くの人がワークライフバランスを享受しているから、そういった不便さがあっても(もはや不便と思っていないかも)仕方ないと受け止めています。
だから話はお店だけに限らず、例えば取引先の担当者が子供のお世話で休んでいて対応が遅れるということにも寛容なのです。

日本のサービスが過剰で、働き方改革との関係が問題になってるなんて、そんなことは私があえて書かなくてもわかっているよと言われるかもしれません。コンビニの24時間営業やAmazonの宅配サービス過多などが最近は問題提起されているので。

ですがそういった問題が、自分自身のワークライフバランスにつながってくるということを想像して、自分事として捉えてほしいのです。
ワークライフバランス=便利さ<個人の幸せ という考えを多くの人が持つようになれば、様々な職場においてワークライフバランスへの理解が深まっていくと思っています。

ワークライフバランスが取れたほうがいいよね、となんとなく思うのであれば、行きたかったお店が休みだった、お客様サービス対応が16:00で終わってしまう、などの不便さを“仕方ないよね”と考えるようにしてみてください。そして、もし周りに不平を言う人がいたらこの考え方を話して諭してみてください
それが大きく回り回って、自分のワークライフバランスにもつながってくるかもしれません。


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2019.8-2020.7まで、スウェーデンに留学しています。留学テーマであるワークライフインテグレーションやジェンダーのこと、留学日記、その他心に浮かんだことをつらつら書いていきます。