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ローマへ③

投稿トップ写真、イタリアの街角で何度か見かけた「世界的に魚の侵入」
なんだろう、と思っていたが、ネット検索したらイタリア以外の国でも見かけられていて、どうやらちゃんとアーティストの作品らしい(笑

ご興味のある方は、ご自身で検索してみてください


☆懐かしいバルベリーニ広場へ


ヴァチカン市国へ行ったあと、Ottaviano駅から地下鉄を利用してBarberini駅へ

以前と変わらない雰囲気

この時点では雨がひどくなることなど知る余地もなく、懐かしいバルベリーニ広場へと地下鉄駅から地上へ

初めてのイタリアで食事をした「LaBaita」はなくなっていた

ここはボルゲーゼ公園、ローマテルミニ駅方面から続く道が合流する場所
ちょっと歩けばスペイン広場・スペイン階段、トレビの泉などへ行けるので以前はこの場所にあるホテルを常宿にしていた

バルベリーニ広場に合流する「Via Veneto(ヴェネト通り)」は名優マルチェロ・マストロヤンニ氏の出演作「甘い生活(La Dlce Vita)」に出てくる通り

広場に合流する通りの角には「Fontana delle Api(蜂の噴水)」がある

貝殻が開いた形が可愛らしい

こちらの噴水はバロック芸術の巨匠 ベルニーニの作品で、貝殻のつなぎめの分分に施された3匹の蜂は制作を依頼したウルバヌス8世の生家であるバルベリーニ家の紋章に由来している

3匹撮れてなかった

バルベリーニ広場にある「Fontana del Tritone(トリトーネの噴水)」もベルニーニ作だ

あいにくの天気で写りが悪い
トリトーネの噴水をぐるっと道路が囲んでいるので渡る時は要注意

イルカに見えないがイルカが海神トリトーネ(トリトン)を支えている

ここにも3匹の蜂が施されているのは制作依頼者がウルバヌス8世だから

このバルベリーニ広場から徒歩3分ほどの場所に以前の定宿があるので様子を見ようとQuattoro Fontane(クワットロ・フォンターネ)通りへ

前方へ進めばスペイン階段、後方へ進めば通りの名前になっている「Quattoro Fontane(4つの噴水)」がある

☆かつての常宿「ホテル アングロ・アメリカーノ」へ


ホテルの名前は「ホテル アングロ・アメリカーノ」で1995年に初めてイタリアに来た時からずっと常宿にしていたが、現在は工事中だった

残念ながら中の様子はうかがえす

だいぶ前に退職されてしまったが、こちらにいたコンシェルジュのCesare(チェーザレ)には初対面の時から親切にしてもらい、毎回利用してチェックアウトの時にフロントのカウンターの中に招き入れてくれて記念写真を撮った

1995年の初めてのイタリア短期留学の時
これは2005年の両親とのイタリア旅行の時

1度目も2度目も奥様は日本人、娘さんはJTBのローマ支店勤務でとても親日家で親切にしてもらった 

近くのBarから食前の軽食をデリバリーしてご馳走してくれたり、勤務中なのにおすすめのオリーブオイル店へ案内してくれたり、美味しくて経済的なリストランテやピッツェリアを予約してくれたり

退職の知らせとともに届いたクリスマスカード以降、連絡をとってなくて今どうしているのかも不明だが、お元気だといいなぁ

姉の新婚旅行、両親とのイタリア旅行、友人とのイタリア旅行、いつもローマを訪れる時はCesareのいるアングロアメリカーノで過ごすのが定番だった

☆豪雨に見舞われる


ホテルを確認した頃から雨足がひどくなり、折り畳み傘も役に立たなくなってバルベリーニ広場にある店先でしばらく足止めを食らう

軒下、屋根のあるところで通行人が雨宿り

自他とも認める「晴れ女」も面目丸潰れだ 足元を雨水が小川のように流れていく

排水が日本ほどよくない

しばらく様子を見て少し雨足が弱まったのでスペイン階段の方へ歩き始めたが・・・・再び豪雨に
足元はメッシュ素材のスニーカー、中までグショグショで衣類もびっしょりになってしまう 

Barberini駅とSpagna駅のちょうど間を歩いていたので引き返すも進むも同じなので、スペイン階段・スペイン広場最寄りのSpagna駅までなんとか歩いてそこから地下鉄に乗りホテルへと帰った

☆再び外出しなければならず


ホテルに帰ると下着までずぶ濡れで着替えたが、スニーカーはどうしようもない
本当ならこのまま休みたいところだが、Novellaのローマの友人Alessandoro(アレッサンドロ)と夕食の約束があるのでそうもいかない

手持ちのティッシュとハンカチをスニーカーに突っ込んで水分を出来るだけ取り除きつつ、奇跡的にもっていた予備の靴の中敷を入れようとしたが、それでは中敷が水分を吸ってしまうので新しい中敷にビニール袋を巻いて靴の中へ

歩くと音がするがこれしかない
ローマは2泊3日、まだ2日あるので新しい中敷まで濡れると明日以降困るから

夕食の約束があったので洋服は1着余分に食事に行く用のものを持参していたので問題なしだった

☆Novellaの友人Alessandoro


私が1人でローマへ行くというので、Novellaは心配したのか?彼女のローマ在住の友人に連絡してくれて、夕飯を一緒に食べるようにセッティングしてくれた

時間にルーズなイタリア人(いや、イタリア時間)だから、迎えの時間すぎると思っていたら約束通りに来てくれた

仕事終わりの足でホテルまで迎えに来てくれ、「何が食べたい?Pizzaとか?」と聞かれたので「Pizzaで」と答えると思う店があるらしく「店まで歩こう」と

道すがら色々と話してくれたけど、なんせイタリア語のレベルが・・・(笑
な〜んとなくの「意訳」で相手の話を聞いているので今となってはよく覚えていないが、一つ覚えているのは「姪っ子さんが日本語を学んでいる」ということだけ

私が理解していようがいまいが気にせず接してくれるのが助かった(笑

お店はテヴェレ川近く、Museo dell’Ara Pacis(アラ パチス博物館)の側にある「Sorbillo Roma(ソルビッロ ローマ)」というピッツェリア

Sorbillo Roma

店内は今風、綺麗だ

広々と明るい店内、1階と2階席がある

席に案内され座ると「妻がもうすぐくるよ」と
それは聞いてなかったので、「イタリア人2人相手で大丈夫か?」と思ったけど1対1より結果的に良かった(笑

メニューを見てもなんとなくしかわからない

比較的手軽な値段

結果、Alessandoroおすすめと(名前忘れた)

なんかあげたやつ(笑 メモったメモ帳を帰りの飛行機に忘れてしまい解らん)

ピッツァマルゲリータに決定!(初めて行くお店ではいつもマルゲリータを頼む)

Alessandoroの奥さん(名前忘れた)も同じくマルゲリータで、Alessannroはチーズ系のピッツァを

それぞれが1枚、日本のようにシェアはしない

先に揚げた何かを食べてるのでピッツァ1枚は結構苦しかったが、とても美味しかった

ローマだけどナポリピッツァ ローマもローマのピッツァがある

食事中の話で分かったのはAlessandoroは日本で言うとことの「公正取引委員会」のようなところで仕事をしており、奥さんは日本でいうところの「日本銀行」のようなところで仕事をしているということ

ようはお二人とも「エリート」だ

うん、よくわかる。
話し方や服装だけでも「エリート」が滲み出てくる(笑
Alessandoroの趣味はサックスでバンドにも属していて、ライブもしたりするんだとか

私が時々、イタリア語がわからず黙しても奥さんがさりげなくサポートしてくれて本当にありがたかった

小一時間いただろうか、あまり長居しても私のイタリア語レベルでは場が持たないので食後はホテルまで3人で散歩して帰ることに

☆アートな路地


私が美大出身、写真を撮ったりアクセサリーを撮ったりするということを聞いて2人が案内してくれた「アートな路地」

すでに店は閉まっている時間だが

美術品やインテリア関係のお店が立ち並ぶ

博物館か美術館のよう

Barもかっこいい、1人でもテラスで「ちょっと1杯♪」なんてやってみたい

とにかく素敵な路地で静か
ここにもNasone(ナゾーネ/水飲み場)があった ちょっと大きめ

口から水が出ている
鼻から水が出ていたら面白いのに

せっかくなら昼間の雰囲気も見てみたいので、ローマにいる間に再訪することにした

ディスプレイがおしゃれ
Novella宅にもあったような

場所はボルゲーゼ公園のピンチョの丘下のエリアで、通りの名前は「Via Margutta(マルグッタ通り)」だ

これだけでも絵になる
照明が暗かったらちょっと怖いね

マルグッタ通りを抜けてちょっと路地をいくと見覚えのある双子の教会がお目見えした

雨も止んで月が綺麗たった

2人にお別れをして部屋に戻ったらまずシャワー、やはり濡れたスニーカーだと足元から冷える

ガラスのドアを閉めて使用するけど隙間から水が漏れる

歩き疲れているのと体が冷えているので、こんな時は湯船が恋しくなる

そんなローマ1日目の夜

⇨⇨次回へ続く

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