ぷにあなご

エッセイとかルポとかコンテンツ褒めとかの文を書く。稀に絵もかく。

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最近の記事

#FFX歌舞伎 がすごかった話 〜まだ間に合うから見てくれ〜

おはよう。ぷにあなごだ。 時間もないので最初から本題に入らせていただく。 どう時間がないかというと、FF10歌舞伎の4/12(水)で上映が終わる。 プレステ2で300万本売れたロールプレイングゲームが原作の新作伝統芸能舞台が、絶賛上演中だ。 FF10を多感な時期にやってそのまま大きくなったオタクであるおれの心境は複雑だった。 「過去に売れた作品を、奇をてらった方法でリバイバルする何かでは」と訝しみつつ、未知の世界に飛び込む決心をして公演を見に行った。 圧倒された。 1

    • おしゃべりランジェリー

      生まれ変わったらブラジャーになりたい! 生まれ変わったらブラジャーになりたい! 生まれ変わったらブラジャーになりたい! 10月、日本海沿い。 サナトリウムの裏の海岸。 全身に転移した癌の宣告をされたのはもう半年も前だ。 身辺整理も大体終わると何故か、シンプルな願いが残った。 「だから下着を作る会社に入ったの?」とこの期に及んで笑われるのも癪なので、ニュースで知った流星群の夜、僕は一人病院を抜け出して星に願うことにした。 鎮静剤で体がもうだるい。 そのまま砂浜に横たわり、

      • V編・オブ・ザ・デッド

        「O村さん!!S、S木さんが机で死んでます!」 「マジかよ。時間無ェからさ、起こしてきてよ」 「違うんです!冷たくなってます!」 「は!?」  深夜3時。隣の新聞配達のバイクの音が去った後、鹿威しを打ったようにスタジオは静まり返った。 「行政魔法書士リーガルまさみ」9話は週末にV編を迎える。 週末といっても、明けて今日は水曜日。3日後に映像が完成していないといけない。僕にとっての、審判の日だ。 そしてS木さんというのは9話の総作監。 何十人ものアニメーターで分担して作画す

        • 夢判断をくれ(追記:もらった!)

          夢の中では 青い空を 自由に歩いて いたのだけれど 夢から覚めたら 飛べなくなって 夕焼け空が あんなに遠い 「少年期」武田 鉄矢 ああ、僕はいつ頃大人になるんだろう…… いつ頃から「大人」って言葉にションボリし始めたかな…… 電車の運賃が倍になった辺りからかな。なんでそこだけ昔の元服の制度と年齢感覚が近いんだろうな。ションボリ……まあ、今回はそんな話がしたいんじゃない。 ※本記事は、大体2週間くらい前の10/8にアップしたものについて、  色々良い話っぽい顛末を迎えたの

        #FFX歌舞伎 がすごかった話 〜まだ間に合うから見てくれ〜

          ゾンビランドサガを見ておくれ

          雲間に光る簒奪の勝機 覚悟を宿命に突きつけて 天下に狂い咲く サガ SAGA ──ゾンビランドサガ主題歌「徒花ネクロマンシー」 俺俺、ほら俺だよ。ぷにあなご?そうそう!ぷにあなごだよ。 そんな長く書くつもりもないから、端的に聞く。 「ゾンビランドサガ」観た?アニメ。かわいいやつ。 観てる?ならいい。俺から言うことはもう一つもない。 スキだけしてブラウザ閉じていい。2期楽しみっすね。へへ…… 観てない。なら観て欲しい。俺なんかに観て欲しいって言われて「ハイ観ます」って

          ゾンビランドサガを見ておくれ

          ポケモンスタンプラリー2019全クリした

          まぼろしのような 思い出も すこし ──小林幸子「風といっしょに」より アローラ!!!ぷにあなごだよ。  みんなもたくさんポケモン捕まえた?151匹捕まえた君も、まだまだの君も、「アローラの夜のすがた」だけ買ってる君も、ポケモンスタンプラリーに挑戦だ。っていう記事。  なんかデータ類とか再就職エントリ要素も含めたら6,800字を超す長文noteになってしまった。適宜、時間のある時に読んで欲しい。 限りある命と「生きた証」 俺は半年前にサラリーマンを辞め、伊達や酔狂でし

          ポケモンスタンプラリー2019全クリした

          滝に打たれて修行したけど太ってたから平気だった話

          よう、俺だよ。雨が多くて大変だな。洗濯物は乾かないし、雨が降らなきゃ降らないで暑い日になるし、たまったもんじゃないな。 で、そんな中、ついこの前、滝行に行ってきた。滝行。 あのあれ、山岳地帯にある、高いところから水が落ちてくる場所(滝)にわざわざ入って、なんかバーッて打たれて精神的にアレするやつ。修行。 高校の頃の友人が家業継いで僧侶をやっていて、グループLINEに「滝行行きたいやつ、おる?」って募集してきたところ「俺は行くぜ」「お前だけにいいカッコさせるかよ」「コーホ

          滝に打たれて修行したけど太ってたから平気だった話

          池袋がんこFOREVER

          ここのスシ屋は日本一 スシ食いねェ スシ食いねェ スシ食いねェ! アガリ アガリ アガリ ガリ ガリ ガリ ──シブがき隊「スシ食いねェ!」 よう、俺だよ。今回の話はラーメン屋の話だ。 行きつけの店は潰れると悲しい。たしか仏教の経典にも書いてあることだな。生老病死、麵屋閉店。その中でも、特に大学に通っていたころ、同じくらいの頻度で通っていた(語弊)店がいよいよ閉店する、ということでたまらず筆を執った。思い出の話だ。 店の名前は「一条流がんこラーメン 池袋赤丸」。「一条流

          池袋がんこFOREVER

          無職のきもち

          特別な魔法が解けたら また元通り戻ってゆくから ──内田真礼「モラトリアムダンスフロア」 Don't stop , Don't stop the music... どうも、ぷにあなごです。 突然だけど、逆噴射先生の記事読んだ? パルプ小説の書き方(実践編2):「おまえがMEXICO行きのパスポートを手にしたとき」(逆噴射聡一郎) 「会社を辞めてフリーランスになるとはどういうことか?」という記事。これすごい。「耳をすませば」の「人と違う生き方はそれなりにしんどいぞ」概

          無職のきもち

          ポスト魔法少女かりぷす

          ミルキー・マーブル・オーロラ・シャワー! パステルピンクにスカイブルーの魔法少女服を着た少女がタクトを振ると、シャボン玉の表面のような輝く波動が迸った。 希望のエネルギーを照射し、浄化する。彼女の必殺技だ。 「グワァァァ!」 希望の光にさらされた相手は希望を取り戻し、悪の心を捨てる。 かつてはそうだった。 「ああぁぁ……!」 光を受けた浮浪者は、目から超自然の光を出しながらもがき、やがて着ていたボロのコートと手に持っていた布袋を残し、灰になった。 布袋を確かめた魔

          ポスト魔法少女かりぷす

          ランジェリー・グレネイド

          乾いた破裂音で目が覚めた。 音は銃声であり、オフィスの天井に穴。 天井に向いていた銃口がいつの間にか自分の眉間に向けられていることに気付き、 ようやく意識がはっきりした。 「いつまで寝てんだヨ」 仰向けの俺に跨って銃を突きつける女の声は、どすが効いてる。 目つきもまともではない。 そして何より、 やたらエッチな服を着ていた。 BLAM! 銃弾が頬をかすめ、床にも穴が開く。 「状況、わかル?」 わからない。 これで撃たれたら、俺も死ぬんだろうか。 あの女の格好はな

          ランジェリー・グレネイド

          断熱保冷、それは文明。

          暑い日が続く。本当に冗談ではない。俺は今、来る8月11日のコミックマーケット94に向け、原稿を作成中だ。しかし暑い。冗談ではない。クーラーをつけ、寒くて消す。最近、設定温度を上げられるようになり、ちょっぴり大人さ。 といった感じで気晴らしにnoteでも書くかと思ったが、冷静に考えるとそんなことをしている場合ではないし、もう書いてしまっている。あーあ。じゃあ、かけるところまで書こう。 注):本記事は8月7日ごろ作成したらしい記事を下書きから発掘のうえ、後日追記したものになっ

          断熱保冷、それは文明。

          明日の風に吹かれる前に、妖怪を探しに行こう

          人と雲の行く果ては何処だろう 悩み多きものの行く果ては パノラマの島のあの上にある 月の裏のクレーターかもしれない ──筋肉少女帯「風車男ルリヲ」 ただただ職場と家を往復する日々を続けていると、どうも同じところをグルグルと回っている感覚が強く、奴隷バー(※奴隷が押して回す、何らかの棒。何らかの動力源になっているはず。)を回している感覚がぬぐえない。俺はどこに行くのか?たまに、家にいるのに「帰りてぇ」と呟くときがある。どこに帰るのか?還るのか?分からない。 さて突然だが、先

          明日の風に吹かれる前に、妖怪を探しに行こう

          床屋に行け

          『一日だけ幸せでいたいならば、床屋に行け。 一週間だけ幸せでいたいなら、車を買え。 一ヶ月だけ幸せでいたいなら、結婚しろ。 一年だけ幸せでいたいなら、家を買え。 一生幸せでいたいなら、正直でいることだ』 西洋のことわざらしい。出自は正直よく知らない。上の文だってコピペだ。感心させてしまったなら申し訳ない。何なら、一番上以外体験したことすらないし、正直かどうかも怪しい。 さっそく話は変わるが、俺は髪が伸びるのが早い。と思っている。どんなに短く切っても、髪型はすぐ野暮ったいシ

          床屋に行け