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古典文学を読んで頭良くなりたかった

 部屋を整理していたら、昔のノートが出てきた。本の感想を馬鹿みたいな文章で書いていた。本当に馬鹿みたいだから捨てようと思ったけどここで浄化する。過去のわたしよ、全世界に公開されると思わなかっただろう、わっはっは。


8月24日 「虐げられた人びと」ドストエフスキー著
 これで新潮文庫から出ているドストエフスキーを全て読んだことになる。うれしい。とてもうれしい。ドストエフスキーの作品の中でも一番タイトルが好き。「虐げられた人びと」 うーん、良い。似ているけれど、「貧しき人びと」も良い。「罪と罰」もシンプルで良い。父と娘。父と息子っていうのは「未成年」でやってたか。父がいかに娘を許すかっていう過程が良いよね。ベネ。

 全て5年前の雑記だと思う。これから時が経ち、ドストエフスキーは文庫で手に入るのは全部読んだ。今は全集をちまちま読んでいる。
 最後のベネってたぶんジョジョネタだよな?

8月26日 「タイタンの妖女」カート・ヴォネガット著
 SF小説。評価が高かったので読んだ。期待しすぎたか?という感じ。SF小説はたまに読みたくなるね。

 読んだことすら記憶から無くなっていた。今回思い出させてくれたが内容が無さすぎる感想。無。

9月16日 「アブサロム、アブサロム!」フォークナー著
 少し背伸びしてフォークナーに挑戦!まずタイトルが強そう。中古で買おうと思って検索した時に、ワンピースに出てくるアブサロムのフィギュアがいっぱい検索に引っかかるのがムカついた。サトペンおじさんの話からは結構おもろい。
 フォークナーは一文がすげ~長くてギネスに乗ってるみたい。ハマると文字が止まらなくて脳にドバドバ入ってくる感じは新鮮だった。集中していない時は文が長すぎて読みにくいなぁとなる時もあった。人生みたい。

 こういう素直は文章は好きですね。嘘がない。

9月29日 「巨匠とマルガリータ」ブルガーコフ著
 ロシア文学。昔この本を買おうとした時は単行本しか無かったはずだが、今は岩波文庫で出てるのね。ありがたい。 キリストの話とロシアに悪魔がやって来る話が並行して語られる。悪魔は悪魔だけに無茶苦茶しよる。びびったね。どたばたコメディーかと思いきや終盤ではタイトルの「巨匠とマルガリータ」の話に感動しちゃう。
 ブルガーコフはソ連時代に本を出させてもらえなくて、この作品も死んでから世に出た。たぶんペレストロイカ~~~~(字が汚すぎて読めない)
だから作中にも「原稿は燃えない!」という力強いシーンがある。すバラしい。
 キリストにもちょっぴり詳しくなった。ハッピー。

 この本は素敵すぎたのでTシャツを買った。記事の画像はそのTシャツです。ブルガーコフは他にも犬が改造されるやつ読みたい。
 すバラしい。は原文ママです。手書きなのに気が狂ってたのかな?

10月16日 「聖火」サマセット・モーム著
 うん。いい。完全にモームって感じ。ああモームだって感じ。新しい感動はない。

 モームは結構読んできたから、この頃は飽きてたんでしょう。

10月19日 「報いられたもの/働き手」サマセット・モーム著
 家族の話。あと戦争。まぁモーム。
 働き手はほぼ「月と六ペンス」感ある。あと講談社文芸文庫高すぎ。この薄さで2000円はやばい。アホ。恥ずかしい。

 値段が高くても出版社が出してくれるだけでも感謝しないとね。
 モームは「人間の絆」と「雨」が好きです。



 ここまでです。飽きたのでノートはゴミ箱に捨てました。 
 古典文学を読んでてもこの程度の知能です。
 みんなもレッツトライ。


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